14日発表されたスーパーコンピューターの計算速度ランキング「TOP500」で、中国の「神威太湖之光(Sunway Taihu Light)」が2期連続(1年間)で世界首位に立った。
それまで中国製の「天河二号(Tianhe-2)」は6期連続で世界トップ。
中国勢は8期連続の4年間、世界トップを独走し続けている。
「LINPACKベンチマーク」プログラムを利用し、米国の専門家らが性能を検証した。
「神威太湖之光」には、国家並列計算機工程技術研究センター(NRCPC)が開発した高性能CPU「SW26010」を採用。
NRCPCが構築し、国家超級計算無錫センターに設置された。
1秒当たりの計算速度は、93ペタFLOPS(9兆3000億回)に上る。
2位の「天河二号」は、中国国防科学技術大学が研究・開発した。
計算速度は33.86ペタFLOPS。
3~5位は、米国勢が占めた。
6位の日本最高は、東大柏キャンパスに設置された新機種「オークフォレスト・パックス」(13.55ペタFLOPS)。
東京大学と筑波大学が共同開発した。
日本・理化学研究所の「京」(10.51ペタFLOPS)は、前回の5位から7位に後退している。
【亜州IR】