ゴールドマン・サックス(GS)は最新リポートで、中国海外発展(688/HK)を「コンビクションバイ(強い買い推奨)」リストに新たに組み入れた。
不動産引き締め政策によるマイナス影響への懸念が過度に織り込まれているとして、株価の値ごろ感を指摘している。
目標株価は30.70→31.00香港ドル(↑1%)に上方修正した。
中国では昨年10月以降、複数の地方都市が不動産引き締め政策を実施。
取引の規模が縮小し、住宅価格も下落している。
GSは当面この傾向が続くとしながらも、住宅価格が15~20%低下すれば、引き締め策が緩和されると予測した。
政策以外では、マクロ経済環境なども不動産市場に影響しているという。
大都市での人口増加や土地供給の縮小といった要因により、不動産市場の長期的な見通しは明るいとGSは指摘した。
その上で、一部の本土系不動産株は「売られ過ぎ」との見方を示している。
中国海外発展に対する強い買いを推奨したほか、広州富力地産(2777/HK)の投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。
中国海外発展は中国本土や香港で不動産を開発し、全国展開型でトップクラスの実績を有する。
経営に安定感。
親会社が中央政府直系ということもあり、業界内で財務リスクが極めて低いとされる。
潤沢な土地ストック。
保有する開発用地は、16年6月末時点で3645万平米に達する。
スピンオフ上場。
15年10月、不動産管理を手がける中海物業集団(2669/HK)を香港メインボードに分離上場させた。
【亜州IR】
不動産引き締め政策によるマイナス影響への懸念が過度に織り込まれているとして、株価の値ごろ感を指摘している。
目標株価は30.70→31.00香港ドル(↑1%)に上方修正した。
中国では昨年10月以降、複数の地方都市が不動産引き締め政策を実施。
取引の規模が縮小し、住宅価格も下落している。
GSは当面この傾向が続くとしながらも、住宅価格が15~20%低下すれば、引き締め策が緩和されると予測した。
政策以外では、マクロ経済環境なども不動産市場に影響しているという。
大都市での人口増加や土地供給の縮小といった要因により、不動産市場の長期的な見通しは明るいとGSは指摘した。
その上で、一部の本土系不動産株は「売られ過ぎ」との見方を示している。
中国海外発展に対する強い買いを推奨したほか、広州富力地産(2777/HK)の投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。
中国海外発展は中国本土や香港で不動産を開発し、全国展開型でトップクラスの実績を有する。
経営に安定感。
親会社が中央政府直系ということもあり、業界内で財務リスクが極めて低いとされる。
潤沢な土地ストック。
保有する開発用地は、16年6月末時点で3645万平米に達する。
スピンオフ上場。
15年10月、不動産管理を手がける中海物業集団(2669/HK)を香港メインボードに分離上場させた。
【亜州IR】