■萩原工業 (T:7856)の中期経営計画
現中期経営計画「DH56」は、2018年10月期までの3ヶ年計画である。
前中期経営計画「MI53」では、2015年10月期を最終年度とし、最高益を達成したものの、目標値には及ばなかった。
現中期経営計画では、同社グループが新たな成長を実現していくために、スローガンを「Dynamic HAGIHARA 56(DH56) 果敢に挑戦、新たな躍動」としている。
基本方針は、1)戦略製品の販売強化と市場開拓、2)海外売上の拡大、3)ものづくりプロセスの再構築、4)新技術融合による顧客価値の創造、である。
なお、最終年度の2018年10月期の数値目標として売上高27,000百万円、経常利益2,800百万円、売上高経常利益率10.4%を掲げている。
2016年1月の株主総会後の取締役会をもって社長が交代した。
在位期間が31年に及んだ萩原邦章(はぎはらくにあき)氏は会長に、社長には52歳の浅野和志(あさのかずし)氏が就任し、10歳の若返りとなった。
会長は、経営を新社長に任せ、業界団体の会長職、重要顧客へのトップ外交、新製品開発に専念している。
2016年10月期になって見本市の出展回数を12回に増加させるなど、積極策が見られる。
展示会へ若手社員を参加させ、研究テーマを与え、自分で課題と解決策の創出と遂行させる、社員育成を兼ねた事業発展のための仕組みを整備しつつある。
日本、ベトナム、中国、タイ、ドイツ、インドネシアで開催された展示会に参加。
展示会では、同社の製品の展示・営業だけでなく、ライバル会社や顧客並びに生産設備に関する情報収集をしている。
従来製品でも、製造方法を刷新することで製造コストを劇的に引き下げ、中価格帯のシェア奪還を図る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
現中期経営計画「DH56」は、2018年10月期までの3ヶ年計画である。
前中期経営計画「MI53」では、2015年10月期を最終年度とし、最高益を達成したものの、目標値には及ばなかった。
現中期経営計画では、同社グループが新たな成長を実現していくために、スローガンを「Dynamic HAGIHARA 56(DH56) 果敢に挑戦、新たな躍動」としている。
基本方針は、1)戦略製品の販売強化と市場開拓、2)海外売上の拡大、3)ものづくりプロセスの再構築、4)新技術融合による顧客価値の創造、である。
なお、最終年度の2018年10月期の数値目標として売上高27,000百万円、経常利益2,800百万円、売上高経常利益率10.4%を掲げている。
2016年1月の株主総会後の取締役会をもって社長が交代した。
在位期間が31年に及んだ萩原邦章(はぎはらくにあき)氏は会長に、社長には52歳の浅野和志(あさのかずし)氏が就任し、10歳の若返りとなった。
会長は、経営を新社長に任せ、業界団体の会長職、重要顧客へのトップ外交、新製品開発に専念している。
2016年10月期になって見本市の出展回数を12回に増加させるなど、積極策が見られる。
展示会へ若手社員を参加させ、研究テーマを与え、自分で課題と解決策の創出と遂行させる、社員育成を兼ねた事業発展のための仕組みを整備しつつある。
日本、ベトナム、中国、タイ、ドイツ、インドネシアで開催された展示会に参加。
展示会では、同社の製品の展示・営業だけでなく、ライバル会社や顧客並びに生産設備に関する情報収集をしている。
従来製品でも、製造方法を刷新することで製造コストを劇的に引き下げ、中価格帯のシェア奪還を図る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)