9日の香港市場は値上がり。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比40.01ポイント(0.17%)高の23525.14ポイントと続伸し、本土企業株で構成されるH株指数は119.83ポイント(1.20%)高の10075.17ポイントと4日続伸した。
ハンセン指数は約3カ月半、H株指数はおよそ1年1カ月ぶりの高値をそれぞれ回復している。
売買代金は959億4600万香港ドルに膨らんだ(8日は892億3200万香港ドル)。
昨年11月以来の高水準となっている。
中国の政策期待が強まる。
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕まで1カ月を切るなか、各種の産業支援策に対する思惑が高まっている。
中国の各地方政府は、2017年も固定資産投資を積み増す方針——と伝えられたこともポジティブ材料だ。
それぞれ提出した2017年の経済発展計画では、「インフラ」(鉄道、道路など)や「産業」、「環境」、「暮らし向き向上」の分野に重点が置かれている。
こうしたなか、ゼネコンや建材などインフラ関連セクターの銘柄が買い進まれた。
個別では、中国交通建設(1800/HK)が4.3%、中国鉄建(1186/HK)が3.2%、中国中鉄(390/HK)が2.1%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が4.5%、北京金隅(BBMG:2009/HK)が4.4%ずつ値を上げている。
海運・港湾セクターも急伸。
中遠海運HD(1919/HK)が11.4%高、中遠海運発展(2866/HK)が6.1%高、太平洋航運集団(2343/HK)が5.1%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が3.3%高、招商局港口HD(144/HK)が2.4%高と上昇した。
中国不動産セクターも買われる。
華潤置地(1109/HK)が4.8%高、中国海外発展(688/HK)が1.7%高とそろって続伸した。
それぞれ年初来高値を連日で更新している。
外資大手ブローカーの強気見通しが引き続き材料視された。
モルガン・スタンレーは最新リポートで、「中国地方政府による土地供給量の削減を受けて、開発用地の価値上昇が見込まれる」と指摘している。
【亜州IR】
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比40.01ポイント(0.17%)高の23525.14ポイントと続伸し、本土企業株で構成されるH株指数は119.83ポイント(1.20%)高の10075.17ポイントと4日続伸した。
ハンセン指数は約3カ月半、H株指数はおよそ1年1カ月ぶりの高値をそれぞれ回復している。
売買代金は959億4600万香港ドルに膨らんだ(8日は892億3200万香港ドル)。
昨年11月以来の高水準となっている。
中国の政策期待が強まる。
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕まで1カ月を切るなか、各種の産業支援策に対する思惑が高まっている。
中国の各地方政府は、2017年も固定資産投資を積み増す方針——と伝えられたこともポジティブ材料だ。
それぞれ提出した2017年の経済発展計画では、「インフラ」(鉄道、道路など)や「産業」、「環境」、「暮らし向き向上」の分野に重点が置かれている。
こうしたなか、ゼネコンや建材などインフラ関連セクターの銘柄が買い進まれた。
個別では、中国交通建設(1800/HK)が4.3%、中国鉄建(1186/HK)が3.2%、中国中鉄(390/HK)が2.1%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が4.5%、北京金隅(BBMG:2009/HK)が4.4%ずつ値を上げている。
海運・港湾セクターも急伸。
中遠海運HD(1919/HK)が11.4%高、中遠海運発展(2866/HK)が6.1%高、太平洋航運集団(2343/HK)が5.1%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が3.3%高、招商局港口HD(144/HK)が2.4%高と上昇した。
中国不動産セクターも買われる。
華潤置地(1109/HK)が4.8%高、中国海外発展(688/HK)が1.7%高とそろって続伸した。
それぞれ年初来高値を連日で更新している。
外資大手ブローカーの強気見通しが引き続き材料視された。
モルガン・スタンレーは最新リポートで、「中国地方政府による土地供給量の削減を受けて、開発用地の価値上昇が見込まれる」と指摘している。
【亜州IR】