
■概況■22261.76、-135.04
20日(月)の日経平均は3日ぶり反落。
前週末の米株安に加え、ドイツでの連立協議決裂を受けて円相場が一時1ドル=111円台まで上昇したこともあり、本日の日経平均は116円安からスタートした。
朝方にはプラスへ切り返す場面もあったが、その後は主力大型株を中心に利益確定売り優勢で弱含みとなった。
後場に入ると一時22215.07円(前週末比181.73円安)まで下落したものの、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れへの思惑などが支えとなり、こう着感を強めた。
一方で小型株が買われ、規模別指数でも小型株はプラスとなった。
大引けの日経平均は前週末比135.04円安の22261.76円となった。
東証1部の売買高は14億5466万株、売買代金は2兆3496億円だった。
業種別では、保険業、証券、石油・石炭製品が下落率上位だった。
一方、小売業、水産・農林業、非鉄金属が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
ソフトバンクG (T:9984)、みずほ (T:8411)、三井住友 (T:8316)、ファナック (T:6954)、村田製 (T:6981)などがさえない。
任天堂 (T:7974)は小幅安。
SUMCO (T:3436)や東エレク (T:8035)などの半導体関連株は米国市場の流れを受けて下げが目立った。
また、前週末に今期業績予想の下方修正を発表したMS&AD (T:8725)が5%超の下落となり、ぴあ (T:4337)や関電化 (T:4047)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、NTT (T:9432)などが小じっかり。
トヨタ自などの自動車株は10月貿易統計速報での自動車輸出の伸びが好感されたようだ。
安川電 (T:6506)やニトリHD (T:9843)は3%高となった。
また、一部報道を受けて量子コンピューター関連銘柄に物色が向かい、Fスターズ (T:3687)がストップ高水準で本日の取引を終えた。
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【反発、海外株高受け買い先行後は高値こう着】21日(火)
■概況■22416.48、+154.72
21日(火)の日経平均は反発。
前日の欧米株高や円相場の下落を受けてドイツの政局混乱等に対する懸念が後退し、本日の日経平均は195円高からスタートした。
朝方には一時22563.25円(前日比301.49円高)まで上昇したが、米国による北朝鮮の「テロ支援国家」再指定を受けた地政学リスクへの警戒感もあり、積極的に上値を追う動きは限定的だった。
後場は22400円台後半でこう着感の強い展開となり、引けにかけてやや上げ幅を縮めてこの日の安値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比154.72円高の22416.48円となった。
東証1部の売買高は15億2830万株、売買代金は2兆5004億円だった。
業種別では、石油・石炭製品が3%を超える上昇となったほか、非鉄金属、鉱業が上昇率上位だった。
一方、パルプ・紙、その他製品、医薬品など5業種が下落した。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ (T:8306)、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、安川電 (T:6506)、三井住友 (T:8316)など売買代金上位は全般堅調。
一部証券会社のレーティング引き上げが観測されたSUMCO (T:3436)は4%超上昇した。
アサツーDK (T:9747)は株式公開買付け(TOB)に関する一部報道を受けて後場急伸。
米国による北朝鮮のテロ支援国家再指定を受けて豊和工 (T:6203)や石川製 (T:6208)などの防衛関連銘柄にも物色が向かった。
また、業績予想を上方修正したヤーマン (T:6630)がストップ高まで買われ、東証1部上昇率トップとなった。
一方、ソニー (T:6758)、JT (T:2914)、リクルートHD (T:6098)、ダイキン (T:6367)などがさえない。
目標株価引き下げ観測のしまむら (T:8227)は2%超安。
また、T&Gニーズ (T:4331)、ブロドリーフ (T:3673)、双信電機 (T:6938)などが東証1部下落率上位となった。
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【続伸、指数インパクトの大きい値がさの一角が下支え】22日(水)
■概況■22523.15、+106.67
22日(水)の日経平均は続伸。
21日の米国市場は、予想を上回る経済指標の発表等が材料視され、S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円高の22665円となり、これにサヤ寄せする格好から、買いが先行した。
しかし、祝日前で積極的な売買は限られており、その後は22600円を挟んでのこう着が続いた。
大引けにかけてはポジション調整の動きもあったとみられ、22500円台前半レベルと上げ幅を縮めている。
大引けに日経平均は前日比106.67円高の22523.15円となった。
東証1部の売買高は16億339万株、売買代金は2兆7064億円だった。
業種別では石油石炭、機械、鉱業、銀行、証券、海運がしっかり。
一方で、水産農林、小売、医薬品、食料品、サービス、陸運が小安い。
◆注目銘柄◆
TDK (T:6762)、ファナック (T:6954)、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)など指数インパクトの大きい値がさの一角が下支え。
売買代金上位では、ジェフリーズ証券による目標株価引き上げが観測された任天堂 (T:7974)が堅調。
三菱UFJ (T:8306)、ソニー (T:6758)、トヨタ (T:7203)、SUMCO<3436
>、三井住友 (T:8316)がしっかり。
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【3日続伸、日銀巡る思惑で切り返す】24日(金)
■概況■22550.85、+27.70
24日(金)の日経平均は3日続伸。
米長期金利の低下や前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて円相場が1ドル=111円台前半まで上昇したことに加え、22日の米株安や前日の中国株安も重しとなり、本日の日経平均は133円安からスタートした。
前場は軟調もみ合いが続いたが、後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待に加え、安倍首相と浜田内閣官房参与、本田駐スイス大使の会談を受けて日銀総裁人事に関する思惑も広がったもようでプラスへと切り返した。
大引けの日経平均は前営業日比27.70円高の22550.85円となった。
東証1部の売買高は13億2964万株、売買代金は2兆3996億円だった。
業種別では、その他製品、小売業、化学が上昇率上位だった。
一方、非鉄金属、海運業、鉱業が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
売買代金トップの任天堂 (T:7974)が3%超上昇し年初来高値更新。
東エレク (T:8035)やKDDI (T:9433)は2%超の上昇となった。
KDDIは英会話のイーオンHD買収を発表している。
採寸用ボディースーツの無料配布を発表したスタートトゥ (T:3092)は商いを伴って急伸。
その他売買代金上位では、三菱UFJ (T:8306)、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、三井住友 (T:8316)などがしっかり。
また、CVSベイ (T:2687)やニッカトー (T:5367)はストップ高水準で本日の取引を終えた。
一方、トヨタ自 (T:7203)、SUMCO (T:3436)、ホンダ (T:7267)、TDK (T:6762)などがさえない。
公募増資等の実施を発表したダイフク (T:6383)も軟調。
DeNA (T:2432)は3%超安と下げ目立つ。
また、子会社のデータ改ざんを発表した三菱マ (T:5711)が急落し、PCDEPOT (T:7618)やKHネオケム (T:4189)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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