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米国株見通し:アラバマ補選共和敗北やFOMC声明などの影響見極めへ

発行済 2017-12-13 18:24
更新済 2017-12-13 18:33
米国株見通し:アラバマ補選共和敗北やFOMC声明などの影響見極めへ
S&P500先物 2667.00(-0.75) (18:10現在)
ナスダック100先物 6408.75(-5.75) (18:10現在)

18:10時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。
また、NYダウは3ドル高程度で推移。
欧州市場は全般小幅ではあるが、やや売りが先行して推移している。
原油先物相場は上昇して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場はやや利食い優勢の展開から始まろう。


また、トランプ政権に対する運営リスクが重しになる可能性がある。
接戦が伝えられた米南部アラバマ州の連邦上院補欠選挙で、民主党ジョーンズ候補が勝利と報じられている。
結果について最終的に判断するには僅差過ぎるとし、共和党のムーア氏は敗北宣言を出していない。
大統領選ではトランプ氏が圧倒的勝利を収めていただけに、共和党にとって衝撃的な敗北となる。
市場がどの程度ネガティブ視するかが注目される。


一方で、連邦公開市場委員会(FOMC)が注目される。
利上げは確実視されており、FOMC声明やその後のイエレンFRB議長の記者会見での発言が注目されることになる。
声明は午後2時(日本時間14日午前4時)に発表され、その30分後にイエレン議長の会見が始まる。
来年以降の金利水準に市場の関心が集まる中、米経済の改善や減税案の議会通過の可能性を踏まえ、予測を切り上げてくる可能性も意識されている。


その他、ハイテク株に対する利益確定の流れが続いている。
足元では金融株へ資金がシフトする流れがみられるが、FOMC声明を受けて、より顕著に資金シフトの動きが表れる可能性もありそうだ。


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