■コニシ (T:4956)の業績動向
(3) 化成品事業
化成品事業の売上高は25,822百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は304百万円(同209.9%増)となった。
a) 自動車:売上高7,805百万円(前年同期比0.6%増)
需要は第1四半期は比較的堅調に推移したが、第2四半期はやや落ち込んだ。
この結果、第2四半期累計ではほぼ前年並みとなった。
b) 化学工業:売上高4,080百万円(同15.0%増)
樹脂原料が大幅増となり、売上高は2ケタの増収となった。
c) 電子・電機:売上高2,949百万円(同4.1%減)
LED関連の大手顧客が、生産を中国へ移管したことの影響を受け、減収となった。
d) 塗料:売上高2,197百万円(同10.4%減)
建築用、自動車補修用塗料が低調だった。
同社が商品を納めているのは2番手グループの塗料メーカーが多いため、これらの需要先自体が業界内においてやや低迷していることが要因。
新しい商品を開発し提案していけば売れる可能性もあるので、このような商品開発を急いでいる。
e) 丸安産業:売上高6,167百万円(同5.4%増)
主力のコンデンサー向け電材や薄膜用(主にレンズ用等)が大幅増となり増収となった。
(4) その他事業
化学品のデータベース事業が中心。
売上高45百万円(同73.6%減)、営業利益19万円(同11.8%減)であったが、金額が少ないため全体に与える影響は少ない。
3. 角丸建設の買収について
同社は、静岡県藤枝市にある角丸建設(年間売上高約50億円、同経常利益2~3億円)を4,460百万円で買収したが、半分を自己資金、残り半分を長期借入金で賄った。
この買収で、のれんが910百万円発生したが、5年間で償却する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
(3) 化成品事業
化成品事業の売上高は25,822百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は304百万円(同209.9%増)となった。
a) 自動車:売上高7,805百万円(前年同期比0.6%増)
需要は第1四半期は比較的堅調に推移したが、第2四半期はやや落ち込んだ。
この結果、第2四半期累計ではほぼ前年並みとなった。
b) 化学工業:売上高4,080百万円(同15.0%増)
樹脂原料が大幅増となり、売上高は2ケタの増収となった。
c) 電子・電機:売上高2,949百万円(同4.1%減)
LED関連の大手顧客が、生産を中国へ移管したことの影響を受け、減収となった。
d) 塗料:売上高2,197百万円(同10.4%減)
建築用、自動車補修用塗料が低調だった。
同社が商品を納めているのは2番手グループの塗料メーカーが多いため、これらの需要先自体が業界内においてやや低迷していることが要因。
新しい商品を開発し提案していけば売れる可能性もあるので、このような商品開発を急いでいる。
e) 丸安産業:売上高6,167百万円(同5.4%増)
主力のコンデンサー向け電材や薄膜用(主にレンズ用等)が大幅増となり増収となった。
(4) その他事業
化学品のデータベース事業が中心。
売上高45百万円(同73.6%減)、営業利益19万円(同11.8%減)であったが、金額が少ないため全体に与える影響は少ない。
3. 角丸建設の買収について
同社は、静岡県藤枝市にある角丸建設(年間売上高約50億円、同経常利益2~3億円)を4,460百万円で買収したが、半分を自己資金、残り半分を長期借入金で賄った。
この買収で、のれんが910百万円発生したが、5年間で償却する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)