1407GMT 23日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
24日終値 前営業日終値
株 FT100 5323.96(‐31.54) 5355.50
クセトラDAX 5769.31(‐32.17) 5801.48
金 現物午後値決め 1163.25 1169.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.245 (‐0.015) 0.462(0.448)
独連邦債2年物 1.355(1.347)
独連邦債10年物(12月限) 122.69 (+0.24) 3.245(3.272)
独連邦債30年物 3.970(3.970)
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<為替> ドルが対円で6週間ぶり安値をつけた。朝方発表された第3・四半期の米国
内総生産(GDP)改定値が下方修正されるなか、投資家のリスク選好が若干後退。豪ド
ルやニュージーランドドルなど高利回り通貨への資金の流れもさえない。
<株式> ロンドン株式市場は反落。第3・四半期米国内総生産(GDP)改定値が速
報値から下方修正されたことが市場心理を冷やし、銀行や商品(コモディティ)株を圧迫
した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、上昇していたが、米GDP発表を受け軟調
となった米株に追随し、下げに転じた。
米商務省が発表した第3・四半期GDP改定値は年率換算で前期比プラス2.8%と、
速報値のプラス3.5%から下方修正された。
リスク許容度の低下を受けて銀行株は売りが優勢となった。HSBC
ル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
スプレッデックスの株式トレーダー、サム・ライト氏は「GDP発表後、金融株の一角
に売りが出た。公益株のような銘柄に逃避買いが入っている」と指摘した。
ロイズ・バンキング・グループ
億ポンドに上る過去最大規模の株主割当増資を実施すると発表した。発行価格は1株37
ペンスで、23日終値から59.5%ディスカウントした価格。
米景気回復の勢いをめぐる懸念を背景に、需要懸念から金属価格が下落した。これを受
けて鉱山株が売られ、アントファガスタ
った。
9月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー指数は、主要
20都市圏の住宅価格動向を示す指数が前月比で5カ月連続上昇したが、市場予想は下回
った。
ディフェンシブ銘柄の酒類大手ディアジオ
1.1%、それぞれ値上がりした。
逃避買いが入った公益事業株では、ガス・電力のセントリカ
リッド
ユナイテッド・ユーティリティーズ
欧州株式市場は反落。第3・四半期の米国内総生産(GDP)改定値が速報値から
下方修正されたほか、9月のケース・シラー主要20都市圏住宅価格指数は前月比で予想
よりも小幅な伸びにとどまった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.83ポイント(0.67%)安
の1016.66。一時1025.17の高値をつけた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.61ポイント(0.71%)安
の2877.58。
第3・四半期の米GDP改定値は年率換算で前期比プラス2.8%と、速報値のプラス
3.5%から下方修正された。また、ケース・シラー指数の主要20都市圏の住宅価格動
向を示す指数は前月比で0.3%の上昇と、8月の前月比1.2%上昇から伸びが鈍化し
市場予想を下回った。
ただ、11月の米消費者信頼感指数は49.5と前月の48.7からやや改善した。向
こう半年で雇用が悪化するとの回答は前月の26.1%から23.1%に減少した。
銀行株の下げがきつかった。HSBC
ジェネラル
%下落した。
ただ、ロイズ・バンキング・グループ
億ポンド(223億ドル)に上る過去最大規模の株主割当増資を実施すると発表した。発
行価格は1株37ペンス。
原油先物相場
ロイヤル・ダッチ・シェル
金属価格の下落で鉱山株も安い。アントファガスタ
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
ラータ
半面、ディフェンシブ銘柄は選好され、医薬品株のノバルティス
高、ロシュ
<ユーロ圏債券> 上昇。欧州の銀行セクターをめぐる懸念が再燃しリスク選好の動き
が後退するなか、独連邦債が他のユーロ圏国債をアウトパフォームした。
独フランクフルター・アルゲマイネ紙は業界関係者の話として報じたところによると、
州立銀行ウエストLB[WDLG.UL]の過半数株式を保有する株主が、同行が必要とする資本
増強を支援しない意向を示した。その後、独財務省は同行救済に向けた合意に達したと発
表した。
11月のIFO独業況指数が予想を上回り2008年8月以来の高水準となったものの、
ウエストLBをめぐるニュースが支援し相場への影響は限定的となった。
1620GMT時点で、独連邦債先物12月限
から27ティック上昇した。一時、10月9日以来の高値となる122.75に迫った。
指標独連邦債2年物
1.329%。
同10年物
2年債と10年債の利回り格差は192bpと、前日終盤の190bp付近から拡大し
た。
相場は、第3・四半期米国内総生産(GDP)改定値や9月のスタンダード・アンド・
プアーズ(S&P)/ケース・シラー指数、11月の消費者信頼感指数などの米指標に対
し反応薄だった。
ギリシャ国債をはじめリスクが高いとみられる国債が売られ、独連邦債との利回り格差
が拡大した。10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は176bpと、前日終盤
の167bp付近から縮小した。
CMAデータビジョンによると、ギリシャの国債保証コストも上昇した。同国債のクレ
ジット・デフォルト・スワップ(CDS)5年物は187.4bpと、前日のニューヨー
ク市場終値の175.2bpから上昇した。
10年物のボルトガル国債と独連邦債の利回り格差も一時1カ月ぶりの水準となる59
bpに拡大した。ムーディーズが、ポルトガルの銀行の見通しを「ネガティブ」で維持し
たことが圧迫材料となっている。
オランダはこの日5億5000万ユーロの国債入札を実施した。
[東京 25日 ロイター]