(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5245.73(+ 51.60)
前営業日終値 5194.13(‐170.68)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5685.61(+ 71.44)
前営業日終値 5614.17(‐188.85)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3721.45(+ 42.22)
前営業日終値 3679.23(‐129.93)
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<ロンドン株式市場> 反発。前日相場を圧迫したドバイの債務返済をめぐる懸念が和
らぐなか金融株が値を戻し、商品(コモディティ)価格の値上がりで資源株も堅調だった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は前日3%強急落していた。
IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デービッド・ジョーンズ氏は、前日は売
られ過ぎたとの感が市場全般に広がったとし、この日の米国市場が下げ渋る展開になった
ことで市場心理がやや好転したと指摘。
「米国では感謝祭明けでかなり薄商いのなか、投資家はおそらく引き続き若干神経質に
なっている。状況が本当に好転したかどうかは月曜になってみないと分からないかもしれ
ないが、この日の動きが心強いことは間違いない」と述べた。
ドバイをめぐる懸念が和らぐなか、前日大幅安だった金融株が値を戻した。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
イズ
生保株では、プルーデンシャル
ヴィヴァ
鉱山株では、エクストラータ
石油株では、BGグループ
0.9─1.7%高。
<欧州株式市場> 反発。銀行株の上げ主導で幅広い銘柄に買いが入った。前日は、ド
バイ政府系企業の債務問題を嫌気し銀行株を中心に大幅に売られていた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は11.45ポイント(1.16%)
高の999.59。週足では0.3%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は31.70ポイント(1.13%)高
の2831.14。
銀行株では、BNPパリバ
ズ
1.2─2.8%高となった。
オランダの金融大手ING
を集めるため大幅なディスカウントとなる価格で実施すると発表した。
ドバイの債務問題の影響をめぐりアナリストの間では見方が分かれているが、市場の過
剰反応との見る向きが多い。
ルランド・リサーチのストラテジスト、ヘイノ・ルランド氏は「ドバイは非常に特殊な
ケースだ」とし「他の市場には波及し得ない極めて特殊な問題であり、市場参加者はこれ
が世界的な危機とは無関係だと気付くだろう」と述べた。
原油価格が下落幅を縮小したことを受け、エネルギー株も高い。ENI
金価格が1週間ぶり安値から戻したほか、他の金属価格も上昇したことを背景に、鉱山
株も買いが優勢となった。BHPビリトン
昇した。
英携帯電話小売りのカーフォン・ウェアハウス
き上げ、年末商戦に自信を見せたことを好感した。
[東京 28日 ロイター]