ドルは期待される貿易交渉を先駆けて、一ヶ月の安値水準で横ばいである。一方、ポンドは、合意な離脱(ブレクジット)の懸念が緩和したことを受け上昇、引き続き堅調な推移である。
米ドルインデックスは、日本時間16時の時点において94.45であり、これは火曜日の1ヶ月の安値である94.34に近い。
市場のセンチメントは、アメリカとカナダの貿易交渉の期待によって支えられている。
先週の米中間の貿易交渉はあまり進展せず、追加関税がお互いに課せられた後で、今後の貿易交渉の不確実性は否めない。
ポンドは、ドルに対し水曜日に3週間ぶりとなる1.30レベルに上昇した。これは、EUの首席交渉官を務めるバルニエ氏が前例のない特例的な提携関係を英国に提案する用意がEUにはあると発言したことを受けている。今日、ポンドは引き続き堅調である。
GBP/USD は、昨日1.23%上昇した後、1.3028となった。これは、3月21日以来最も大きな日次変動率であった。
ポンドはユーロに対しても強く、昨日1.09%下落した後、EUR/GBPは0.8982%減となっている。
EUR/USDは、昨日0.12%増となった後、1.1704となっている。
ドルは円に対して反落。水曜日0.45%上昇した後、 USD/JPY では0.07%減で111.63となった。