好調な四半期決算によって市場のセンチメントが改善したことで、安全資産に対する需要が鈍化し、ドルは他の主要通貨に対しわずかな上昇となった。ドルインデックスは、午後5時15分現在で0.05%上昇し、94.83となっている。
米国株式市場が先週の大幅下落から火曜日に反転し、7カ月ぶりの大幅上昇となったことで、欧州株式市場も大きく値を上げた。
金利上昇と貿易戦争のへの懸念にもかかわらず、堅調な企業の四半期決算が発表され、米国経済が成長の軌道に乗っていると認識されたことが上昇につながった形だ。
ドルは円に対して安定し、 USD / JPYは112.23。 EUR / USDはわずかに下落し、0.05%安の1.1568となった。 GBP / USDは0.24%安の1.3149となった。
強い平均賃金の指標発表後、ポンドは火曜日に上昇したが、ブレグジット交渉が合意につながるかどうかは不明瞭で反落している。
明日午前3時頃にFOMC議事録が公表される。市場は将来の利上げに関する手がかりを探しており、これに注目している。連邦準備制度理事会(FRB)は先月、今年3度目の利上げを行い、12月以降も再び利上げがあると予想されている。
火曜日にトランプ米大統領は、「最大の脅威」とFRBによる利上げへの批判を再び行なった。先週、トランプ大統領は2月以来の株式大幅下落に関して「コントロールしていない」とFRBを非難したばかりだった。