ドルは木曜日、他の主要通貨に対して安定している。一方、英ポンドはEU離脱を巡る不確実性の中で下落している。EU離脱協定案を巡り、英、EU双方で議会の承認が得られるかどうかの懸念がある。
米ドルインデックスは、あまり変わらず日本時間17時において96.60である。
パウエルFRB議長は水曜日、米国経済は好調であることを強調し、マーケット2019年はじめにいつ利上げしても良いように準備するべきだと語った。
英ポンドは下落している。GBP/USDは水曜日、1.3071の高値から1.2965まで下落した。
メイ英首相がEU離脱合意を進めるために閣僚から十分な配慮を受けていると述べた後、英ポンドは上昇していた。
しかし、EU離脱協定素案は議会の承認を得られるかどうか疑念で、英ポンドは下落した。
ユーロは、ポンドに対して徐々に上昇した。EUR/GBPは0.8750となっており、5ヶ月ぶりの安値である0.8655の水準をより上である。
一方、ユーロはドルに対しても上昇しており、EUR/USDは1.1342である。
ユーロの上昇は、イタリアの予算案に対する懸念のために限定的である。
ベルギーは、イタリアの債務水準の高くその影響が心配されている。ベルギーはイタリアに予算案の修正を要求した。
米中間の通商問題の進展のサインは、今後マーケットのセンチメントを回復させるだろう。
また、10月の米小売売上高の発表は本日22:30に控えている。