仮想通貨イーサリアム(ETH)のハードフォーク「コンスタンチノープル」が推定で日本時間17日に行われることが予定されていたが、イーサリアムのコア開発者が15日、延期を発表した。スマートコントラクト監査企業に発見されたセキュリティーの脆弱性が理由だという。今回のハードフォークを好感した形で上昇していたイーサリアムは一転、急落している。
より効率の良いアルゴリズムへの一歩と見られる今回のハードフォーク、コンスタンチノープル。スマートコントラクトの監査企業、ChainSecurity(チェーンセキュリティー)によれば、コンスタンチノープルでイーサリアム・ネットワーク上の一部ではこれまでより安価なガス料(手数料)を提供できるようになるものの、副作用としてリエントランシ攻撃とよばれるスマートコントラクトにありがちな脆弱性が起きるという。