木曜日の米ドルは、3月のFOMC議事要旨の公表後、横ばいで推移している。
ドルインデックスは午後3時33分時点で96.558と前日とほとんど変化がない。
議事要旨によると、大多数のFOMCメンバーは、今年FRBが利上げを停止すると予想している。しかし、一部のメンバーは特定の状況下になれば「今年後半に若干の利上げをすることが適切であると判断する可能性がある」と述べていた。「数名のメンバーは、政策金利の適切な範囲についての彼らの見解は上下どちらの方向にも動く可能性があると指摘した」と議事要旨には書かれている。
水曜日に、IMFは今年の世界の経済成長を2009年以来最低となる3.3%に下げた。
一方、ユーロは、欧州中央銀行による政策金利の据え置きの決定およびドラギ総裁の低調な経済見通しを受けて下落した分の大半を回復した。
「特に製造業部門に関しては、経済指標が引き続き弱いものとなっています。成長鈍化の勢いは、今年中続くと予想されます」とドラギ総裁は述べた。 EUR / USDは0.05%高の1.1279 で推移している。
欧州連合首脳とメイ首相が10月31日までのブレグジット期限の「柔軟な延長」に合意した後、 GBP / USDは0.1%高の1.3103となった。合意後の記者会見で、メイ首相は「私たちが今直面している選択は明確であり、タイムテーブルも明らかだ」と述べた。彼女は英国がまだEUを離脱していないという「大きな欲求不満」を認めた。
ドル/円 は 0.11%高の111.11、 豪ドル/米ドルは0.15%安、 ニュージーランドドル/米ドルは0.1%安となっている。米ドル/人民元 は0.01%安の6.7149で推移している。