パーク24 (T:4666):2069円(-83円)大幅続落。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は99.7億円で前年同期比7.5%増益、横ばい予想の会社計画を上回り、通期計画0.3%増も上回る増益率となっている。
ただ、市場予想線上であり、サプライズは乏しいもよう。
国内駐車場のほか、モビリティ事業も拡大しているが、海外事業はやや苦戦と捉えられている。
野村證券では業績予想を下方修正し、目標株価も3100円から2400円に引き下げている。
幸和製作所 (T:7807):1661円(+72円)大幅に4日ぶり反発。
主力製品のシルバーカー(Walking Trolleys)が、歩行車とは異なる機能や用途を有する歩行補助具として国際標準規格に認証されたと発表している。
シルバーカーが福祉用具のカテゴリーの一つとして国際的に認められたことから、海外市場での販売拡大が促進されるとしている。
国際標準規格の認証に加え、前日までの続落で値頃感があることも買いを後押ししているようだ。
MRO (T:3064):2327円(+69円)大幅反発。
SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げしており、評価材料視されている。
目標株価は2800円を据え置いている。
株価下落により、景況感懸念や第2四半期が増益率のボトムになることは織り込まれたとしている。
ZOROTOOLSからのロイヤリティ収入の粗利率へのネガティブ影響一巡により、20年12月期の増益率は19年12月期より引き上がるとも予想している。
ぐるなび (T:2440):558円(+23円)大幅続伸。
クレディ・スイス証券が投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げており、売り方の買い戻しなどにもつながっているもようだ。
目標株価は510円としている。
業績の悪化はすでに織り込まれたとみられるほか、楽天 (T:4755)傘下で経営陣も刷新され、コスト構造改革が進むと期待しているもよう。
楽天経済圏の恩恵も期待出来るとしている。
JDI (T:6740):67円(+14円)急伸。
筆頭株主で官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)から追加の金融支援を受けると前日に発表している。
同社が保有する関連会社株をINCJに譲渡して借入金などと相殺する。
また、米アップルも借入金の返済の一部繰り延べに応じるもよう。
これにより、一時は取りやめの可能性も指摘された台中3社連合による金融支援決定の可能性も高まり、先行き不透明感は大きく後退する形にも。
マツダ (T:7261):1073.5円(-69.5円)急落。
トランプ米大統領は、「メキシコを通じた不法移民流入が止まるまで、米国は6月10日をもってメキシコからの全製品に5%関税を課す」とツイートしている。
これを受けて、米国向け生産拠点をメキシコに保有する企業には、販売減少や利益率の低下などが意識される展開に。
自動車セクターのなかで、メキシコ生産比率が高いとされる同社への影響が懸念される展開になっている。
バルテス (T:4442):1765円公開価格(660円)の2.76倍となる1820円で初値を付けた。
30日に上場したが、買い注文が殺到し、取引が成立していなかった。
会社設立は04年4月19日。
事業内容はソフトウェアテストを中心としたソフトウェアの品質に関する総合的なサービスの提供。
20年3月期の営業損益予想は前期比15.5%増の2.17億円の黒字。
主力のソフトウェアテストサービス事業が堅調に推移すると見込む。
テリロジー (T:3356):949円(+15円)大幅に続伸。
配当政策の基本方針を策定し、配当性向50%以上を目指すと発表している。
その他資本剰余金の一部を繰越利益剰余金に振り替え、損失解消処理を実施したことから配当可能な環境が整ったと判断した。
基本方針の策定に伴い、20年3月期の年間配当を従来予想の無配から5.00円(前期実績無配)に増額修正した。
20日に直近高値(1027円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも買い戻しにつながっているようだ。
オンコリス (T:4588):2219円(+51円)大幅に3日ぶり反発。
米コーネル大学で進行中の胃がん・胃食道接合部がんを対象としたテロメライシン(OBP-301)と抗PD-1抗体ペムブロリズマブの併用による医師主導治験に関し、6月3日の米国臨床腫瘍学会で実施計画の内容が発表されるとしている。
主要評価項目はテロメライシンとペムブロリズマブを併用した際の奏効率と安全性の検討。
実施計画の発表予定公表で新薬に対する期待が高まり、買い意欲を刺激しているようだ。
オンキヨー (T:6628):52円(+10円)大幅に反発。
中国で奇点汽車ブランドの電気自動車(EV)への車載AI向け音声取得技術の提供などで提携を開始したと発表している。
協業を多面的に進め、音に関する技術を活かした販売・利益の拡大を図る。
また、バイオマス素材「CNF」を採用した開発振動板をベースに制振性と軽量化に優れ、高剛性化を実現した高音質スピーカー開発に世界で初めて成功した。
車載用スピーカーや自社ブランド製品などで商品化を進める。