米雇用統計を控え、5日の米ドルはほぼ横ばい。
日本時間午後4時34分時点における米ドルインデックスは、0.13%高の96.453となっている。4日の米国市場は、独立記念日の祝日のため、為替取引は動意薄の状態が続いた。
日本時間5日午後9時30分発表の6月非農業部門雇用者数は、16万人増(5月は7万5000人増)となる見込み。
米国における強い利下げ観測や低いインフレ率を考慮すると、雇用統計が米ドルを押し上げる可能性は低いと考えられている。
IG証券のシニアFXストラテジストである石川順一氏は「米金利が低い場合、ドルの上昇は期待できない」と発言した。
また「市場心理はドルの下落へ傾いている。欧州や英国においても利下げ観測が高まっているので、ドル円が下落する可能性がある」と述べた。
一方、ホワイトハウスのクドロー米国家経済会議(NEC)委員長は3日、米中両国の交渉担当者が1週間内に電話協議を行うと述べた。同氏は記者団に対して「今後1週間内に電話協議を行い、直接交渉の日程を決める」と語った。
29日、両国は貿易協議を再開することで合意し、追加関税を先送りにした。
豪ドル/米ドルは0.01%安の0.7018となっている。4日には2か月ぶりの高値となる0.7048ドルを記録した。
今週1週間で豪ドルは、米ドルに対して1.4%高となっている。
一方、米ドル/日本円は0.16%高の107.97、{{2111|米ドル/人民元}}は0.09%高の6.8761となっている。