前日の米国市場は中国人民銀行が人民元の基準値を7元以内に抑えたことなどから中国懸念が後退し、主要3指数揃って上昇した。とはいえSPXVI先物は20を超え、金融市場の動揺は収まってはおらず、さらに下値を試す可能性も残されている。
午前11時27分の米10年債利回りは1.680%とまた低下しつつある。ドル/円は106.09円と円高に振れている。
上海総合指数は0.06%安、ドル/人民元は0.35%高。人民元安につられてドル/ウォンも上昇し0.29%高、韓国総合株価指数は0.51%安になっている。本日発表の人民元基準値は6.9996元と前日よりわずかに人民元安となっている。
日経平均株価は2万408円と続落している。米国株価指数先物が大きく下落しており、これが重しとなっている。日経平均VIも20以上で高止まりしており、米国同様に動揺は収まっていない。日経225先物は2万390円となっているが、前日安値の2万360円を下回ると下落がさらに進む可能性があるので注意が必要だ。
後場の日経平均は上下どちらにも動く可能性がある。上値が重いのは事実だが、信用倍率は48.7と高く、外部環境次第で再度戻りを試す可能性はある。しばらくは粗い値動きが続くのは間違いないため注意深く市場を見ておく必要があるだろう。
好評の投資家インタビュー掲載中。第4弾はBコミ氏。ぜひご覧ください。
https://jp.investing.com/blog/article-134
https://jp.investing.com/news/stock-market-news/article-250120