29日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。
国内勢の買いが先行したが、日本株などの軟調地合いが嫌気されドルは失速した。
ドル・円は、朝方から月末に伴う国内勢の買いが先行し、109円60銭まで値を上げた。
ただ、日経平均株価が下げに転じると国内勢の買いは一巡し、ドルは109円40銭台に失速している。
ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移しており、日本株安継続を警戒した円買いに振れやすいようだ。
上海総合指数やハンセン指数も軟調地合いが続き、今晩の株安が警戒されているもよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円48銭から109円60銭、ユーロ・円は120円50銭から120円66銭、ユーロ・ドルは1.1008ドルから1.1013ドルで推移した。
【要人発言】・黒田日銀総裁「物価が持続的に下がる意味でのデフレではない」【経済指標】・日・10月有効求人倍率:1.57倍(予想:1.56倍、9月:1.57倍)・日・10月失業率:2.4%(予想:2.4%、9月:2.4%)・日・11月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.6%(予想:+0.6%、10月:+0.5%)・日・10月鉱工業生産速報値:前月比-4.2%(予想:-2.0%、9月:+1.7%)