米ドルインデックスは市場参加者が少ないことと、感謝祭前に発表されたGDP等の好調な経済指標の影響で、値動きに乏しい展開。午後3時30分現在での0.02%安の98.260となっている。
香港人権法案にトランプ大統領が署名したことで中国は内政干渉と反発したが、現時点で行動をとっておらず、貿易協議に影響を与えるかどうかは不透明な情勢だ。12月15日には追加関税の実施が迫っている。
上海総合指数は0.65%安、香港ハンセン指数は2.06%安と中国株式市場は軟調推移。ドルオフショア人民元は0.02%高の7.0334となっている。
米10年債利回りは0.19%低下し1.764%、ドル円は109.50円となっている。香港人権法案に対する中国の報復措置への懸念から日経平均株価は100円を超える下落となったが、ドル円は109円台半ばで推移していた。
韓国銀行は金融通貨委員会を開き、1.25%のまま政策金利の据え置きを決めた。また、今年の経済成長予測を2.2%から2.0%、来年を2.5%から2.3%とそれぞれ下方修正し、韓国経済の厳しい見通しを示唆した。記者会見で李総裁は現在の景気は強くなく、回復は来年後半からだろうと述べている。また、本日発表された10月の韓国鉱工業生産は市場予想を下回る2.5%の減少、小売売上高は0.5%の減少だった。ドルウォンはウォン安が進み、0.22%高の1180.74となっている。