AGC (T:5201):3880円(-130円)続落。
みずほ証券では、目標株価は3600円から4250円に引き上げているものの、投資判断は「買い」から「中立」に格下げしている。
株価の大幅な上昇によって、20年12月期の利益好転をおおむね織り込んだと判断しているもよう。
また、コア事業の伸び悩みによって、20年12月期の中計値である営業利益1600億円以上の達成は難しいとして、みずほ証券では1260億円と予想しているようだ。
ピジョン (T:7956):4210円(-160円)大幅続落。
引き続き想定以上の業績下方修正をネガティブ視する動きが優勢となっている。
大和証券では投資判断を「3」から「4」へ格下げ、目標株価は3940円としている。
2大セグメントが想定を大きく下回っていることから会社発表も踏まえる形で業績予想を下方修正、今12月期営業利益は193億円から172億円に、来期は221億円から199億円に減額している。
トーセイ (T:8923):1446円(+113円)急伸。
前日に19年11月期業績の上方修正、並びに配当予想の引き上げを発表しており、好材料視される展開になっている。
営業利益は従来予想の121億円から127億円に増額、販売物件の利益率が想定を上回って推移したこと、また、不動産ファンド・コンサルティング事業における期中報酬の増加や収益の底上げ、販管費の下振れなどが背景。
期末配当金も従来計画の37円から42円へと引き上げている。
サインポスト (T:3996):2247円(+400円)ストップ高。
JR東日本スタートアップとの合弁会社TOUCH TO GOが、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に、無人AI決済店舗の第1号店となる「TOUCH TO GO」をオープンすると発表している。
ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗となり、顧客は商品を持ったら出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いをするだけで買い物ができるようになる。
今後の展開の広がりを期待する動きが優勢に。
anfac (T:7035):2517円(+56円)大幅に反発。
10月7日に公表した販売用不動産の購入及び資金の借入について、資金借入が決定したと発表している。
借入先はみずほ銀行で借入金額は12.00億円。
借入金利はみずほTIBOR+0.5%、借入期間は5年。
不動産は東京都台東区の鉄骨鉄筋コンクリート造の12階建で、物件引渡日は今月27日までだった。
引渡日までに資金借入が決定したことが好感され、買いが膨らんでいるようだ。
ファーストリテ (T:9983):63770円(-3430円)大幅続落。
前日に11月の月次動向を発表している。
既存店売上高は前年同月比5.5%減となり、3カ月連続でのマイナスとなっている。
客数が同3.3%減少したほか、客単価も同2.3%低下している。
商売規模の大きい「感謝祭」に気温が高かったことで、防寒衣料の販売が苦戦したもよう。
ここ3カ月で見ても前年比減収率は大きくなっているほか、アダストリア (T:2685)やユナイテッドアローズ (T:7606)との比較でも減収率は大きくなっている。
DDS (T:3782):376円(+17円)大幅に続伸。
マイクロ光学システムを手掛けるシンガポールのMicrometrics Technologies Pte. Ltd.製の超薄型インディスプレイ光学式指紋センサーに対応した指紋認証ライブラリをリリースしたと発表している。
超薄型指紋センサーは取り付け位置やデザインの自由度が高まることから、スマートフォンや入退室ドアなどで採用される可能性が高まっているという。
ディー・ディー・エスはライセンスビジネスでの収益拡大を目指す。
SKIYAKI (T:3995):716円(+16円)大幅に反発。
シンガポールに海外子会社SKIYAKI 65 Pte. Ltd.を設立すると発表している。
現地のファンやアーティストに対し、ファンメディアやマーチャンダイジングなどのプラットフォームのプロモーションやサービスを提供する。
将来的にはSKIYAKI65をハブにし、エンタテインメント領域で今後の堅調な成長が期待される東南アジアでのプラットフォームの提供を図る。
事業開始は20年2月の予定。