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UPDATE1: 東京株式市場・前場=続伸、買い一巡後は中国指標待ちで伸び悩み

発行済 2010-04-15 12:00

日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 

前場終値 11283.48 +78.58 前場終値 11290 +80

寄り付き 11310.07 寄り付き 11310

安値/高値 11267.9─11312.08 安値/高値 11270─11320

出来高(万株) 113387 出来高(単位) 25081

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 [東京 15日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は続伸。予想を上回る企

業決算や堅調な小売売上高を背景に欧米株が上昇したことが好感されハイテク株や銀行株

などが買われた。引き続き海外勢からの買い注文が観測されている。ただ買い一巡後はや

や伸び悩みの展開。中国GDPやCPIが強ければ金融引き締め懸念が強まる可能性があ

るとして上値に慎重な投資家が多かったという。

 前場の東証1部騰落数は値上がり1013銘柄に対して値下がり472銘柄、変わらず

が171銘柄。東証1部の売買代金は6925億円となった。

 米国で堅調な企業決算と強い経済指標が続いている。米インテルとJPモルガ

ン・チェースの第1・四半期決算が予想を上回ったほか、3月の小売売上高は前

月比プラス1.6%と、市場予想のプラス1.2%を上回り、前年11月以来の大幅な伸

びとなったことで米株は上昇。S&P500指数は2008年9月以来、約1年半ぶりに

終値で1200ポイントを回復した。

 東京市場でも、ソニー<6758.T>やキヤノン<7751.T>など主力ハイテク株が買われたほか、

JPモルガン・チェースの好決算を受けて、三菱UFJフィナンシャル・グループ

<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクの一角が上伸した。

 市場では「押し目は実需筋の買いニーズが強いようだ。上値では利益確定売りがかさむ

ようだが、それらを消化して堅調な地合いを維持している」(岡地証券・投資情報室長の

森裕恭氏)との声が出ていた。

 ただバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が14日に行った上下両院合同経済委

員会での議会証言で、経済に関し慎重な見方を示し、低金利を長期間維持するとあらため

て表明したことで、ドルが圧迫されており、円高警戒感が上値を押さえた。また第1・四

半期GDPなど中国の主要経済指標が前場終了後に発表されることから、徐々に様子見気

分も強くなった。

 立花証券・執行役員の平野憲一氏は「欧米株が軒並み高値を更新するなか、日本株は円

高警戒感が上値を押さえている。ドル/円は93円台で落ち着いているが、前年9月以降

のボックス圏88円─92円に再び回帰するおそれがある水準であり、投資家の不安感は

ぬぐえない。円高警戒の背景にあるのは、米国の超低金利継続よりも人民元引き上げだろ

う。中国経済指標が強ければ金融引き締めや人民元の切り上げ懸念につながるとして警戒

されている」と述べていた。

 上値が重いなか、個人投資家はなどは引き続き材料株を引き続き物色している。

 材料株の代表格であるジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>は反発し、1月5

日の年初来高値697円に接近した。14日、子会社のリチウムエナジー ジャパン(京

都市)が滋賀県栗東市内に電気自動車用リチウムイオン電池向けの新工場を建設すること

を決めたと発表したことが手掛かりとなった。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

(daiki.iga@thomsonreuters.com;03-6441-1785;ロイターメッセージング:

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 <.AV.T> 東証第1部出来高上位30傑

  <.AM.T> 東証第1部売買代金上位30傑

 <.PG.T> 東証第1部値上がり率上位30傑

 <.PL.T> 東証第1部値下がり率上位30傑

 <.NG.T> 東証第1部値上がり幅上位30傑

 <.NL.T> 東証第1部値下がり幅上位30傑

 <.AV.Q> ジャスダック出来高上位30傑

 <.AM.Q> ジャスダック売買代金上位30傑

 <.PG.Q> ジャスダック値上がり率上位30傑

 <.PL.Q> ジャスダック値下がり率上位30傑

 <.NG.Q> ジャスダック値上がり幅上位30傑

 <.NL.Q> ジャスダック値下がり幅上位30傑

 <.N225> 日経平均株価

 <.TOPX> TOPIX(東証株価指数)

  <.TOPXC> TOPIX CORE30

 <.NOTC> 日経ジャスダック平均株価

  <.MTHR> 東証マザーズ指数

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