NY外為市場ではリスク回避の動きが一段落した。
クドロー国家経済会議(NEC)委員長がインタビューでパンデミックに対する中国の対応に非常に失望したとしながらも、「米中貿易協定には損傷ない」と確認し、ライトハイザーUSTR代表と中国副首相が最近協議したことを明らかにしたため警戒感が和らいだ。
米国のトランプ大統領はパンデミック対応などで中国を非難、米中貿易協定を撤回する可能性も示唆。
さらに、米上院が米国で上場している中国企業の規制を強化する法案を可決すると、中国も報復措置を示唆するなど米中対立激化が懸念されている。
ダウ平均株価はもみ合いが続き、60ドル安で推移。
米債利回りは0.65%から0.68%まで上昇した。
ドル・円は107円66銭でもみ合い。
ユーロ・円は117円85銭の安値から118円10銭まで反発した。