22日のマザーズ先物は前日比11.0pt安の913.0ptと6日ぶりに反落して終了した。
高値922.0pt、安値は901.0pt。
取引高は6435枚。
本日のマザーズ先物は、前日の米国株の下落や日経平均の続落など外部環境の不安定さを背景に利益確定売りが優勢となった。
前日の米国市場は、米中関係の悪化懸念を背景に主要株価指数は反落した。
中国政府が香港デモを踏まえ国家安全法検討との中国メディアの報道に対して、トランプ米大統領が「極めて強硬に対応する」と述べたため、米中対立の激化懸念が台頭し、時間外取引での米国株価指数先物が値を消したことも投資マインドを冷え込ませたとみられる。
またマザーズ先物は前日までの5日間で15%超も急騰しただけに、市場では「急ピッチの上昇に対する反動から利食い売りが膨らんだ」との見方もあった。
マザーズ市場では、アンジェス (T:4563)やサンバイオ、オンコリス (T:4588)といった個人投資家に人気の高いバイオ関連株などテーマ性のある銘柄には投資資金の流入が続いている。
市場では「マザーズ先物は5日移動平均線(892.0pt)を下回っていないだけに、相場の上昇トレンドが変わったわけではなく、目先は値幅や日柄調整を入れながら、総じて堅調な展開が続くだろう」との声が聞かれた。
本日のマザーズ市場では、5日線を下回ったことから手仕舞い売りが膨らんだイグニス (T:3689)が前日比289円(-15.21%)安の1611円と大幅に続落し、一本調子の上昇に対する警戒感から利食い売りが続いたKudan (T:4425)は前日比465円(-8.71%)安の4875円と続落した。
また、LPF (T:7091)、バリューデザイン (T:3960)、ジェイテックコーポレーション (T:3446)なども急落した。