本日のマザーズ先物は、続伸が予想される。
17日の米市場はNY州が経済再開第2弾を22日に開始すると発表したことで景気回復の期待感が高まり上昇して寄り付いたが、中国北京の感染拡大やテキサス州のウイルス患者入院数の急増が伝えられると、第2波への懸念が上値を抑え、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。
パウエルFRB議長が議会証言で改めて長期にわたりゼロ金利や量的緩和を維持する方針を示したことや、ハイテク株が堅調に推移して市場を下支えした。
しかし、大統領選世論調査の、いくつかの激戦区でトランプ大統領の支持率がバイデン候補を下回ったことが報じられると、引けにかけて下落する展開となった。
ハイテク通信株の比率の多いナスダックは上昇した。
本日のマザーズ先物は、堅調なナイトセッションや米ナスダック市場が堅調に推移したこと、国内でコロナウイルス関連で新たな材料が出ていることから、続伸が期待される。
大阪知事が大学と連携して開発を進めている新型コロナワクチンの実用化に向けて今月30日から治験を行う方針が発表したことで、時価総額上位のアンジェス (T:4563)などバイオ関連銘柄が注目されることを期待したい。
ただし、LINE (T:3938)が保有する時価総額上位のフリー (T:4478)株が売り出しされる観測があり、このことは上値を抑える要因とされそうだ。
上値のメドは1030.0pt、下値のメドは962.0ptとする。