[東京 13日 ロイター] -
ドル/円
午後3時現在 104.87/89 1.1805/09 123.81/85
午前9時現在 105.09/11 1.1802/06 124.04/08
NY午後5時 105.12/15 1.1804/08 124.11/15
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の104円後半。アジアの株式市場が総じて軟調だったことや、米長期金利の反落を手掛かりに、ドルは軟調に推移した。今週ドルは月曜から4日連続で105円台を維持したが、5日目にして力尽きた。
ドルは午前の取引でじわじわと売られ、午前11時前に安値104.86円をつけた。そのあと一旦反発したが、午後3時頃に再び104.86円に下落。週末を控えた短期筋によるポジション調整でもドル売りが先行したもようだ。目先の下値メドは21日移動平均の104.76円付近にあるとされる。
米10年国債利回り (US10YT=RR)は午後3時12分時点で0.8717/8701%の気配。前日ニューヨーク市場午後5時05分時点は0.8832%だった。
同利回りは10日に0.9730%と、9日の0.9750%と並び今年6月以来の高水準をつけたが、新型コロナウイルスのワクチンに対する過度な期待感が後退し、反落した。
市場では「米大統領選のてん末がまだ最終的に分からない中で、為替市場では引き続き『突っ込んだら(一方向にポジションを膨らませたら)負け』という地合いが続いている。米債市場が上昇と反落を繰り返すのも、同じようなセンチメントが背景にあるせいだろう」(アナリスト)との声が聞かれた。
米大統領選の結果を巡っては、トランプ米大統領が証拠を示さずに、選挙に不正があったと主張する中、この日も複数のヘッドラインが伝わった。
エジソンリサーチによると、米大統領選の激戦州、アリゾナ州はバイデン氏が勝利の見込みだという。
米国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)は12日、今月の大統領選で票が失われた形跡は全くないとの調査結果を発表した。トランプ政権はCISAに反発している。[nL4N2HZ0NR]
市場では「米国で再びロックダウンが行われる可能性が話題を集めている」(トレーダー)とされ、ドルを買いづらい地合いを形成している。
米国では、イリノイ州シカゴ市が30日間の外出禁止を勧告し、ミシガン州デトロイト市は公立学校の対面授業を中止。ニューヨーク市のデブラジオ市長は、市内の陽性率が3%を超えたら学校を閉鎖すると発表した。[nL4N2HY5D0][nL4N2HY4XB]
(為替マーケットチーム)