1450GMT 30日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
2日終値 前営業日終値
株 FT100 5397.11(+139.09) 5258.02
クセトラDAX 6292.13(+144.16) 6147.97
金 現物午後値決め 1188.50 1169.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.060 (‐0.005) 0.496(0.496)
独連邦債2年物 0.790(0.798)
独連邦債10年物(9月限) 128.28 (‐0.27) 2.694(2.662)
独連邦債30年物 3.393(3.369)
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<為替> 米景気回復をめぐる懸念を背景に、ドルが主要通貨バスケットに対し3カ月
ぶり安値をつけた。
ユーロは主要なテクニカル水準である1.3125ドルを上抜け、5月以来の高値で推
移した。
<株式> ロンドン株式市場は急反発。予想を上回るHSBC
りに、銀行株が上昇を主導した。商品価格の上昇に追従し、コモディティ(商品)株も高
い。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は139.09ポイント(2.65%)高の
5397.11。前月7月は6.9%上昇し、1年ぶりの大幅高となった。
銀行株の上昇が目立ち、HSBCは5.3%高。2010年上半期決算は、利益が前年
同期に比べ倍以上に拡大し、アナリスト予想も上回った。不良債権が金融危機が始まって
以来の最低水準に減少したことが寄与した。
競合のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
金属価格の上昇を背景に、鉱山株ではエクストラータ
ァガスタ
エネルギー株では、ロイヤル・ダッチ・シェル
格
BP
に封鎖する作業が2日にも始まる可能性がある。
欧州株式市場は反発し、終値としては3カ月ぶり高値をつけた。HSBC
NPパリバ
された。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は27.27ポイント(2.61%)
高の1070.93。
前月7月は5%上昇し、月間としては3月以来初めての上昇となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は80.03ポイント(2.92%)高
の2822.17。2800付近にあった主要テクニカル抵抗線を上抜けた。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は3営業ぶりに反発し、3.9%急上昇。
HSBCとBNPパリバはとも5.3%上昇した。両社の決算は不良債権や貸倒引当金
が減少するなか、予想を上回る増益となった。
7月の米ISM製造業景気指数は、引き続き拡大と縮小の分岐点となる50は上回って
いるものの、3カ月連続で低下し、2009年12月以来の低水準となった。ただ、アナ
リスト予想を上回ったことから、市場のセンチメントは上向いた。
ギリシャ銀行株<.FTATBNK>は7.2%上昇。合併・買収(M&A)動向が引き続き材料
視されている。
アルファ・バンク
との提携を検討する可能性があると語った。
個別銘柄では英インターテック
ことが好感された。
<ユーロ圏債券> 周辺国債が独連邦債をアウトパフォームした。好調な銀行決算の発
表でリスク選好度が回復し、投資家の関心が高利回り資産に向かったことが背景にある。
スペイン、イタリア、アイルランド各国の10年債利回りは低下。前週後半に一旦休止
していたトレンドが復活した。
これまでは、欧州の小規模な銀行のぜい弱さがユーロ圏全体にシステミックなリスクを
もたらすとの懸念から安全資産買いが膨らんでいたが、こうした買いが巻き戻され、独連
邦債先物
クレディ・アグリコルのストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「こうした銀行が
少なくとも危惧されたよりは健全であるとの証拠が出始めていることは、銀行の状態はか
なり回復しているとの考えを裏付けるものだ」と述べた。
スペイン10年債
で8ベーシスポイント(bp)縮小し138bpとなった。同様に、独連邦債との利回り
格差は、イタリア10年債
債が8bp縮小し234bpとなった。
独連邦債先物9月限
独連邦債10年物
[東京 3日 ロイター]