[ワシントン 25日 ロイター] - バイデン米大統領は財務省の国際担当次官にジョージ・ワシントン大学教授で、オバマ政権で経済顧問を務めたジェイ・シャンボー氏を指名する。ホワイトハウスが25日発表した。
また、エルサルバドル大使にウィリアム・ダンカン氏、キルギス大使にレスリー・ヴィグリー氏を充てる。両氏は国務省のキャリア外交官。
シャンボー氏は国際金融と為替政策の専門家で、上院で承認されれば、他国と経済政策を調整する財務省のトップ金融外交官のポストがようやく埋まることになる。
ロシアのウクライナ侵攻に対する厳しい金融制裁を米国がとりまとめる中での指名となる。同氏はウクライナ情勢において重要な役割を担う国際通貨基金(IMF)と世界銀行を監視するほか、財務省の対中関係の窓口となる。
2013年にジョージ・ワシントン大学エリオット国際大学院の経済学・国際情勢の教授に就任。オバマ政権下で15年から17年まで大統領経済諮問委員会(CEA)の委員を務めた。