17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:底堅さを見極めつつ、押し目狙いから改めて抵抗線突破のタイミングを探る動きに
■アサヒ、1Q営業利益 82.7%減 90.44億円
■前場の注目材料:クボタ、北米向け小型建機増産、CTL生産能力2.6倍に
■底堅さを見極めつつ、押し目狙いから改めて抵抗線突破のタイミングを探る動きに
17日の日本株市場は、利食いの動きが先行するものの、底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。
16日の米国市場はNYダウが26ドル高だった。
中国の鉱工業生産や小売売上高の悪化、NY連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込んだため、世界経済の成長鈍化を警戒し売りが先行。
ただし、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが従来想定されたほど急速にならないとの見方も同時に浮上し、金利が低下するとダウは上昇に転じた。
ハイテク株は利食いと見られる売りが続き、ナスダック、S&P500は下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の26500円。
円相場は1ドル128円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食いの動きが優勢になりそうだ。
もっとも、直近の大幅上昇に対する反動との見方から、売り圧力が強まる流れになりづらいだろう。
また、中国・上海市が6月に都市封鎖を解除する方針を示しており、これを受けて原油先物相場が上昇。
米国ではエネルギー株のほか、中国関連の一角が買われていることもあり、サプライヤー問題などへの警戒感は和らぐ可能性はありそうだ。
そのため、利食いの動きが優勢となるなか、押し目待ちの動きは意識されやすい。
また、昨日の日経平均は買い先行で始まった後は、戻り売りに押される格好から上げ幅を縮めていた。
ただし、朝方に抵抗線として意識されていた25日、75日線を捉えてきたことから、いったんは跳ね返される水準であり、利食いの動きが強まりやすいところだった。
そのため26500円辺りでの底堅さを見極めつつ、押し目狙いから改めて抵抗線突破のタイミングを探る動きに向かいやすいだろう。
そのほか、VIX指数は27.47に低下し、25日線を下回ってきた。
直近では同線を支持線に上昇を見せていたこともあり、リスク回避姿勢は後退。
75日線が支持線として意識されるものの、これを下回ってくるようだと、弱気に傾いているポジションの巻き戻しの動きが強まる可能性もあるため、ショートカバーが入りやすい水準となろう。
物色についてはインデックスに絡んだ商いのほか、決算を手掛かりとした見直しの動きが見込まれる。
また、上海市の都市封鎖解除の動きにより、中国関連のほか、インバウンド期待からの関連銘柄への物色も期待されてきそうだ。
中小型株については利食い一巡後の押し目狙いの動きは次第に強まってくる可能性がある。
■アサヒ、1Q営業利益 82.7%減 90.44億円
アサヒ (TYO:2502)が発表した第1四半期業績は、売上収益が前年同期比8.8%増の4968.63億円、営業利益は同82.7%減の90.44億円だった。
コーヒー飲料の売上減少などにより飲料事業は減収となったものの、家庭用でのビールの売上増加により酒類事業が増収。
営業利益はコンセンサスを下回る。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26547.05、+119.40)
・NYダウは上昇(32223.42、+26.76)
・シカゴ日経先物は上昇(26500、大阪比+20)
・1ドル=129.00-10円
・VIX指数は低下(27.47、-1.40)
・米原油先物は上昇(114.20、+3.71)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・クボタ (TYO:6326)北米向け小型建機増産、CTL生産能力2.6倍に
・ファナック (TYO:6954)食品分野向けロボ拡充、オールステンレスで生肉も対応
・キトー (TYO:6409)米クロスビーグループと統合、株式非公開化
・アルフレッサ (TYO:2784)新中計、設備増強・DXに1200億円投資
・三菱UFJ (TYO:8306)6億株上限に自社株取得、全数を消却
・トヨタ紡織 (TYO:3116)アロマビットに出資、車室空間の香り可視化
・サンコール (TYO:5985)シャントバスバー生産倍増、EV普及で需要増加
・日精樹脂 (TYO:6293)3カ年中計策定、24年度売上高640億円、世界生産強化
・FUJI (TYO:6134)新工場棟建設、24年稼働、部品実装ロボ増産
・北川鉄工所 (TYO:6317)本社工場を刷新、売れ筋チャック35%増産
・トーカロ (TYO:3433)台湾に新工場、半導体向け溶射加工1.5倍
・クラレ (TYO:3405)ポバールフィルム増強、TV大型化に対応
・ツムラ (TYO:4540)新中計、設備投資2.5倍超1150億円、製造工程にAI・ロボ導入
・旭化成 (TYO:3407)グループ共通データ基盤構築、分析・データ連携
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪準備銀行5月理事会議事要旨 <ST>
■株式見通し:底堅さを見極めつつ、押し目狙いから改めて抵抗線突破のタイミングを探る動きに
■アサヒ、1Q営業利益 82.7%減 90.44億円
■前場の注目材料:クボタ、北米向け小型建機増産、CTL生産能力2.6倍に
■底堅さを見極めつつ、押し目狙いから改めて抵抗線突破のタイミングを探る動きに
17日の日本株市場は、利食いの動きが先行するものの、底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。
16日の米国市場はNYダウが26ドル高だった。
中国の鉱工業生産や小売売上高の悪化、NY連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込んだため、世界経済の成長鈍化を警戒し売りが先行。
ただし、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが従来想定されたほど急速にならないとの見方も同時に浮上し、金利が低下するとダウは上昇に転じた。
ハイテク株は利食いと見られる売りが続き、ナスダック、S&P500は下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の26500円。
円相場は1ドル128円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食いの動きが優勢になりそうだ。
もっとも、直近の大幅上昇に対する反動との見方から、売り圧力が強まる流れになりづらいだろう。
また、中国・上海市が6月に都市封鎖を解除する方針を示しており、これを受けて原油先物相場が上昇。
米国ではエネルギー株のほか、中国関連の一角が買われていることもあり、サプライヤー問題などへの警戒感は和らぐ可能性はありそうだ。
そのため、利食いの動きが優勢となるなか、押し目待ちの動きは意識されやすい。
また、昨日の日経平均は買い先行で始まった後は、戻り売りに押される格好から上げ幅を縮めていた。
ただし、朝方に抵抗線として意識されていた25日、75日線を捉えてきたことから、いったんは跳ね返される水準であり、利食いの動きが強まりやすいところだった。
そのため26500円辺りでの底堅さを見極めつつ、押し目狙いから改めて抵抗線突破のタイミングを探る動きに向かいやすいだろう。
そのほか、VIX指数は27.47に低下し、25日線を下回ってきた。
直近では同線を支持線に上昇を見せていたこともあり、リスク回避姿勢は後退。
75日線が支持線として意識されるものの、これを下回ってくるようだと、弱気に傾いているポジションの巻き戻しの動きが強まる可能性もあるため、ショートカバーが入りやすい水準となろう。
物色についてはインデックスに絡んだ商いのほか、決算を手掛かりとした見直しの動きが見込まれる。
また、上海市の都市封鎖解除の動きにより、中国関連のほか、インバウンド期待からの関連銘柄への物色も期待されてきそうだ。
中小型株については利食い一巡後の押し目狙いの動きは次第に強まってくる可能性がある。
■アサヒ、1Q営業利益 82.7%減 90.44億円
アサヒ (TYO:2502)が発表した第1四半期業績は、売上収益が前年同期比8.8%増の4968.63億円、営業利益は同82.7%減の90.44億円だった。
コーヒー飲料の売上減少などにより飲料事業は減収となったものの、家庭用でのビールの売上増加により酒類事業が増収。
営業利益はコンセンサスを下回る。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26547.05、+119.40)
・NYダウは上昇(32223.42、+26.76)
・シカゴ日経先物は上昇(26500、大阪比+20)
・1ドル=129.00-10円
・VIX指数は低下(27.47、-1.40)
・米原油先物は上昇(114.20、+3.71)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・クボタ (TYO:6326)北米向け小型建機増産、CTL生産能力2.6倍に
・ファナック (TYO:6954)食品分野向けロボ拡充、オールステンレスで生肉も対応
・キトー (TYO:6409)米クロスビーグループと統合、株式非公開化
・アルフレッサ (TYO:2784)新中計、設備増強・DXに1200億円投資
・三菱UFJ (TYO:8306)6億株上限に自社株取得、全数を消却
・トヨタ紡織 (TYO:3116)アロマビットに出資、車室空間の香り可視化
・サンコール (TYO:5985)シャントバスバー生産倍増、EV普及で需要増加
・日精樹脂 (TYO:6293)3カ年中計策定、24年度売上高640億円、世界生産強化
・FUJI (TYO:6134)新工場棟建設、24年稼働、部品実装ロボ増産
・北川鉄工所 (TYO:6317)本社工場を刷新、売れ筋チャック35%増産
・トーカロ (TYO:3433)台湾に新工場、半導体向け溶射加工1.5倍
・クラレ (TYO:3405)ポバールフィルム増強、TV大型化に対応
・ツムラ (TYO:4540)新中計、設備投資2.5倍超1150億円、製造工程にAI・ロボ導入
・旭化成 (TYO:3407)グループ共通データ基盤構築、分析・データ連携
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪準備銀行5月理事会議事要旨 <ST>