ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

豪賃金、第1四半期は予想下回る伸び 利上げ加速観測が後退

発行済 2022-05-18 11:23
更新済 2022-05-18 12:19

[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が18日発表した第1・四半期の賃金価格指数は、労働市場の逼迫や歴史的求人率を背景に上昇したが、市場予想は下回った。利上げが加速するとの観測が後退した。

伸び率は前期比0.7%、前年比2.4%。前年比では2018年終盤以来の高い伸びだった。市場予想は前期比0.8%、前年比2.5%だった。

民間部門は前年比2.4%、公的部門は2.2%、それぞれ上昇した。

予想を下回る賃金の伸びを受け、豪ドルは20ティック下げて1ドル=0.7012米ドルとなった。市場参加者の多くは賃金の伸びが予想を上回り、オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)に利上げペースを加速するよう圧力がかかると見込んでいた。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ベン・ウディ氏は「大方の予想よりも弱く、RBAに6月会合での40ベーシスポイント(bp)の利上げを呼びかけていた一部のコメンテータを黙らせることになるだろう」と述べた。

賃金の前年比2.4%の伸びは消費者物価の上昇率である5.1%の半分にしか達しておらず、大半の国民は実質所得が減少していることになる。

業種別では、賃金の前年比上昇率が3%を超えたのは不動産のみで、かねてから国民全体の賃金で3%超の伸び率を目指してきたRBAにとっては失望を誘う結果だった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます