[マドリード 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は18日、ECBは第3・四半期の早い時期に債券買い入れプログラムを終了した後、間を置かずに利上げを開始する公算が大きく、その後数四半期にさらなる利上げを行う可能性があると述べた。
インフレ予測に上振れリスクがあり、コアインフレが2%前後の中期インフレ期待を「明らかに」上回っている現状では、異例の金融刺激策から徐々に撤退することが適切とした。
「今後数四半期、中期インフレ見通しが目標前後で推移すれば、自然利子率に沿った水準に達するよう(金利を)さらに引き上げる可能性がある」と指摘。この特に不透明な時期において利上げプロセスは緩やかでなければならないと述べた。