🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

東京外為市場・正午=ドル119円前半でじり安、薄商いで方向感出ず

発行済 2014-12-23 06:31
東京外為市場・正午=ドル119円前半でじり安、薄商いで方向感出ず
EUR/JPY
-
DXY
-

[東京 22日 ロイター] -             ドル/円 JPY=    ユーロ/ドル EUR=  ユーロ/円 EURJPY=   正午現在   119.35/37 1.2242/46 146.12/16   午前9時現在 119.52/54 1.2223/27 146.10/14   NY午後5時 119.49/52 1.2228/33 146.12/16

正午のドル/円は、先週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高 の119円前半だった。海外でのクリスマス休暇のほか、日本でも休日を控えることから 薄商いとなり、ドルは底堅いものの頭も重く、方向感が出なかった。午前7時から正午ま でのレンジは30銭程度にとどまった。

クリスマス休暇に伴い「海外勢が積極的に仕掛ける様子はない」(国内金融機関)う え、日本でも休日前に当たったことから、東京時間は薄商いとなった。 株価以外の材料にも乏しく方向感が出にくい中で、東京時間での取引は「119.3 0─119.80円くらいのイメージ」(国内金融機関)との指摘があった一方、「やや 大きめのフローが入っただけで、値が振れやすい」(同)と、警戒する声も出ていた。

朝方に日経平均株価が60円超高のプラス圏で寄り付いた後、上げ幅を縮めると、ド ル/円もやや弱含んだ。日経平均は1万7000円台後半に戻してきており「高値圏の調 整がいつあってもおかしくない水準。株価が崩れれば円が買われやすい」(国内金融機関 )との声も出ていた。 正午前、株価が前日比で横ばい圏の小動きとなる中、ドルはじり安となった。119 円前半では投資家の買い意欲が観測され、「午後も底堅いのではないか」(別の国内金融 機関)との見方が出ていた。「原油安やルーブル安に一服感が出ており、先週発表された 米FOMCの声明を好感する地合いがまだ意識されているようだ」(国内金融機関)とい う。 一方、積極的に上値を追う材料もないことから、頭の重さも意識されている。きょう の海外時間は米中古住宅販売件数の発表以外に目立ったイベントはなく、株価にらみの展 開が予想される。「米株価が上値を伸ばすようならドルも上方向を試すかもしれない。そ れでも、120円台にしっかり乗せる様子でもない」(同)との声が出ていた。

前週末の海外時間には、主要6通貨に対するドル指数 .DXY は一時89.654まで 上昇し、2006年4月以来、約8年半ぶりの高水準を付けた。日銀や欧州中央銀行(E CB)が緩和的な政策姿勢を維持するなか、米連邦準備理事会(FRB)は連邦公開市場 委員会(FOMC)で2015年中の利上げを示唆しており、政策の方向性の違いが明確 となっている。ドル買いの圧力を受け、ユーロ/ドルは2012年8月以来となる1.2 220ドルまで下落した。

<休暇明けの来週からリスク選好地合いの見方も>

IG証券のマーケット・アナリスト石川順一氏は「海外勢の休暇が明ける来週以降、 徐々にリスク選好の地合いになるのではないか」との見方を示している。来年1月の欧州 中央銀行(ECB)理事会に向け、ECBによる国債買い入れを伴う追加緩和への期待感 が高まるとの見方が背景にあり、一段のユーロ安が見込まれる一方、ドル買いによるドル /円の押し上げもありそうだという。

最近の要人発言からは、欧州中央銀行(ECB)による国債買い入れを通じた量的緩 和(QE)導入への機運の高まりがうかがわれる。ECB理事会メンバーのクーン・ベル ギー中銀総裁は20日掲載された同国紙のインタビューで、信認回復と低インフレ対策に 、ECBが国債買い入れを始めるべきだと指摘。ECBのコンスタンシオ副総裁は22日 掲載予定のドイツ誌インタビューで、ユーロ圏のインフレ率が今後数カ月でマイナスに転 じる可能性があるとの見解を示した。 もっとも、ECB理事会メンバーでQE反対派の急先鋒に立つバイトマン独連銀総裁 は慎重姿勢を崩しておらず、流動的な面もありそうだ。同総裁は16日、原油安を受けて ドイツのインフレ率が今後数カ月でマイナスに転じる可能性があるとの見方を示したうえ で、そうなってもECBが国債買い入れに踏み込むことが正当化されるわけではないと言 明し「効果がやや控えめではっきりとせず、リスクや副作用もあり、現在導入する必要性 も明確ではない」などと述べていた。

(平田紀之) ((※ noriyuki.hirata@thomsonreuters.com; 03-6441-1822; Reuters Messaging: noriyuki.hirata.thomsonreuters.com@reuters.net))

((  全スポットレート(ロイターデータ) FX=     アジアスポットレート(同) AFX=   欧州スポットレート(同) EFX=   クロス円レート(同) JPYX=   クロス円の時系列レート(同) JPNU JPNX JPOA JPOD   通貨オプション FXVOL   スポットレート(ロイター・ディーリング約定値) D4FX=   スポットレート(RTFX) FX=RTFX   スポットレート(日銀公表) TKYFX     為替関連ニュース ))

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます