(大連万達商業地産の値動きを追加しました) [上海/香港 23日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3032.6121 94.8325安 4191.2億元(上海A株) 高値 3136.8383 安値 3025.6668 寄り付き 3085.0802 42.3644安 前営業日終値 3127.4446 18.8487高 6239.2億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 23333.69 74.88安 780.3億香港ドル 高値 23495.62 安値 23269.43 寄り付き 23423.33 14.76高 前営業日終値 23408.57 291.94高 1009.8億香港ドル
23日の中国株式市場は、急反落して取引を終了した。ここ2週間で最も大幅な下げ を記録した。不安定な値動きのなか、インフラ株や銀行株への利益確定売りが先行した。 終値は上海総合指数 .SSEC が94.8325ポイント(3.03%)安の3032 .6121。大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は、69.5 57ポイント(2.05%)安の3324.924。インフラ関連株 .CSI300II と小型 株 .CHINEXTC に利食い売りが出、指数はそれぞれ5.0%下落、3.5%下落した。
上海市場で特に取引が活発だったのは中国銀行 601988.SS (4.1%安)、GDパ ワー 600795.SS (0.2%安)、中国農業銀行 601288.SS (5.3%安)などだった。 深センでは京東方科技(BOEテクノロジー) 000725.SZ (横ばい)、TCL集団< 000100.SZ>(1.3%高)、万科企業 000002.SZ (0.3%高)が商いを集めていた。 香港経由の上海株投資は、限度額の130億元に対して、6億5000万元だった。
香港株式も反落。前場は上昇したが、金融株が売られマイナス圏で引けた。本土市場 が大幅な下落となったことも圧迫した。クリスマスに伴う休場を控え、商いは薄かった。 ハンセン指数 .HSI の終値は、74.88ポイント(0.32%)安の2万3333 .69。ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は66.28ポイント(0.56 %)安の1万1677.74で引けた。
取引が活発だったのは中国広核電力(CGNパワー) 1816.HK (1.2%高)、中 国銀行 3988.HK (2.1%安)。中国航空工業国際 0232.HK は21.0%高で引けた。 中国本土から香港市場への投資は、上限105億元に対し5億2000万元だった。
<新規上場の大連万達商業地産さえず>
香港に上場した中国の不動産大手、大連万達商業地産 3699.HK は新規株式公開(I PO)価格(48.00香港ドル)比2.6%安で引けた。一時は同8.8%下落した。 大連万達商業地産のIPOは、香港市場においては2010年以来となる大規模な案 件だったものの、債務をめぐる懸念や割高感などから、初日はさえない展開に終わった。 大連万達商業地産は公開価格を仮条件の上限近くに設定。約37億ドルを調達した。