■今後の見通し
● 2023年3月期の業績見通し
酒井重工業 (TYO:6358)の2023年3月期の連結業績は、売上高で29,300百万円(前期比10.2%増)、営業利益で1,500百万円(同8.4%増)、経常利益で1,450百万円(同3.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で950百万円(同33.4%減)を見込んでいる。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益が減益となるのは、前期に発生した一過性の繰延税金資産計上(381百万円)の剥落が主因である。
所在地別の売上高・利益の見通しは開示されていないが、各地域とも増収を目指す方針だ。
世界的にインフラ投資が拡大するなか、世界の建設機械需要は底堅い回復基調であるものの、エネルギー・部材価格のさらなる上昇やサプライチェーン再編圧力の高まりに加え、中国上海でのロックダウンの影響(2022年6月1日に外出制限は事実上解除)、ロシア・ウクライナ情勢の見通しなど不透明な要因も多いことから、営業利益率は前期比0.1ポイント低下する予想となっている。
同社では、価格改定とコスト低減、製品供給力強化による収益構造改革を推進することで達成を目指す。
同社は「今後、四半期決算を開示する時点で必要に応じて修正を行っていく」と述べており、今後の展開を注視する必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
● 2023年3月期の業績見通し
酒井重工業 (TYO:6358)の2023年3月期の連結業績は、売上高で29,300百万円(前期比10.2%増)、営業利益で1,500百万円(同8.4%増)、経常利益で1,450百万円(同3.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で950百万円(同33.4%減)を見込んでいる。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益が減益となるのは、前期に発生した一過性の繰延税金資産計上(381百万円)の剥落が主因である。
所在地別の売上高・利益の見通しは開示されていないが、各地域とも増収を目指す方針だ。
世界的にインフラ投資が拡大するなか、世界の建設機械需要は底堅い回復基調であるものの、エネルギー・部材価格のさらなる上昇やサプライチェーン再編圧力の高まりに加え、中国上海でのロックダウンの影響(2022年6月1日に外出制限は事実上解除)、ロシア・ウクライナ情勢の見通しなど不透明な要因も多いことから、営業利益率は前期比0.1ポイント低下する予想となっている。
同社では、価格改定とコスト低減、製品供給力強化による収益構造改革を推進することで達成を目指す。
同社は「今後、四半期決算を開示する時点で必要に応じて修正を行っていく」と述べており、今後の展開を注視する必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)