[16日 ロイター] - 英国の体操選手が好成績を求められる中で広範囲にわたって身体的、精神的な虐待を慣習的に受けていたことが明らかになった。調査を担当した第三者機関が16日、報告書で結論付けた。
400件以上の苦情を調査した306ページにおよぶ報告書によると、英国の若手選手が体重に関して恥をかかされたり、トレーニング中のわずかなミスに対して過剰な罰を与えられたりする虐待が横行していたことが分かった。
また、長時間の練習を強いた中でトイレを我慢させられたり、水分補給を認められなかったりといった問題も指摘されている。
報告書によると、過去10年間の英国体操協会会員の75%以上は12歳以下だった。協会は改善を約束し、問題を訴えた選手たちに謝罪したと述べた。