■業績動向
1. 2022年3月期の業績概要
ソフト99コーポレーション (TYO:4464)の2022年3月期の連結業績は売上高で前期比6.1%増の28,435百万円、営業利益で同17.2%増の3,760百万円、経常利益で同16.3%増の3,962百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同78.9%増の2,755百万円となり、2期連続で過去最高を更新した。
コロナ禍における巣ごもり需要が下期に入って一段落したものの、半導体業界向けを中心にポーラスマテリアル事業の収益が拡大し、業績をけん引した。
売上総利益率は増収効果とプロダクトミックスの改善により前期の37.2%から38.5%に上昇した。
販管費は人件費や研究開発費の増加に加えて、コロナ禍で前期に絞り込んでいた販促費や広告宣伝費、出張費等も増加し、前期比で6.4%増、販管費率で0.1ポイント上昇の25.3%となった。
なお、前期は温浴事業の収益悪化に伴い、保有施設に係る減損損失1,239百万円を特別損失として計上したが、2022年3月期は大きな特別費用の計上はなく、親会社株主に帰属する当期純利益の大幅増益要因となっている。
事業セグメント別で見ると、売上高はサービス部門が減収となった以外はすべての事業セグメントで増収となった。
また、営業利益ではファインケミカル事業のみ減益となっており、ポーラスマテリアル事業が増益分の約7割を占めた格好となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
1. 2022年3月期の業績概要
ソフト99コーポレーション (TYO:4464)の2022年3月期の連結業績は売上高で前期比6.1%増の28,435百万円、営業利益で同17.2%増の3,760百万円、経常利益で同16.3%増の3,962百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同78.9%増の2,755百万円となり、2期連続で過去最高を更新した。
コロナ禍における巣ごもり需要が下期に入って一段落したものの、半導体業界向けを中心にポーラスマテリアル事業の収益が拡大し、業績をけん引した。
売上総利益率は増収効果とプロダクトミックスの改善により前期の37.2%から38.5%に上昇した。
販管費は人件費や研究開発費の増加に加えて、コロナ禍で前期に絞り込んでいた販促費や広告宣伝費、出張費等も増加し、前期比で6.4%増、販管費率で0.1ポイント上昇の25.3%となった。
なお、前期は温浴事業の収益悪化に伴い、保有施設に係る減損損失1,239百万円を特別損失として計上したが、2022年3月期は大きな特別費用の計上はなく、親会社株主に帰属する当期純利益の大幅増益要因となっている。
事業セグメント別で見ると、売上高はサービス部門が減収となった以外はすべての事業セグメントで増収となった。
また、営業利益ではファインケミカル事業のみ減益となっており、ポーラスマテリアル事業が増益分の約7割を占めた格好となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)