[27日 ロイター] - 米国債の上場投資信託(ETF)は第2・四半期の資金流入規模が少なくとも8年ぶりの高水準になると見込まれている。投資家が米国の景気後退(リセッション)や物価高を懸念し、比較的安全な債券に資金を振り向ける動きが活発化しているためだ。
リフィニティブ・リッパーのデータによると、4月初めからこれまでに米国債ETFに424億ドルが流入した。これは2014年9月以降の最大。第1・四半期の流入額は240億ドルだった。
主な流入先と金額はSPDRブルームバーグ1-3カ月TビルETFが71億2000万ドル、iシェアーズ・ショート・トレジャリー・ボンドETFが43億9000万ドル、ウィズダム・ツリー・フローティング・レート・トレジャリー・ファンドが37億4000万ドルなどとなっている。