29日の東京市場はもみ合い相場になりそうだ。
28日の米国市場は、早期利上げ観測を受けて下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の20585円だった。
一時20450円まで下押す局面もみられており、週末要因もあって売り買いが交錯しそうである。
また、28日の中国市場では上海指数が6.5%下落している。
これまでの上昇からみると利食いの範囲内であろうが、インバウンド消費に影響するとの見方に向かってしまうと、上値の重石になりそうだ。
日経平均は27年ぶり10連騰で心理的な達成感、買い疲れ感なども意識されやすい。
一方で、需給関係は良好であり、月末で投信設定が多く、これが需給の下支えになることで、連騰記録を更新する可能性はある。
また、目先のターゲットとなる2000年のITバブル高値までは、あと180円弱に迫っており、買い意欲は強そうである。
物色の流れとしては、利益確定の売りが出やすい反面、相対的に割安・出遅れなどへの押し目買いの動きが、セクターなどで明確に分かれる展開が続きそうである。