[20日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクを安定させるための新たな取り組みについて、他の大手銀行の首脳陣と協議を進めていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が20日、関係者の話として報じた。
報道によると、各銀行がファースト・リパブリックへの出資を検討。米大手銀行11行が先週、ファースト・リパブリックへの合計300億ドルの預金預け入れを発表したが、その一部または全部を資本注入に切り替える可能性があるという。
JPモルガンとファースト・リパブリックは現時点でコメント要請に応じていない。
ファースト・リパブリックの株価は約36%安と下げ幅を拡大している。
一方、大半の欧米金融機関は20日に大きく反発。スイスの金融大手UBSによる同業クレディ・スイスの買収を受け懸念が一部和らいでいる。