■業績及び中期経営計画
(3)2015年9月期業績予想及び第2四半期累計(2014年10月-2015年3月)業績
オークファン {{|0:}}は、発表した中期経営計画に基づいて2015年9月期は成長投資期間と位置付け、成長加速のための戦略投資実行により増収ながら営業減益になる計画を開示した。
15年9月期は売上高で1,500百万円(前期単独比49.1%増)、営業利益で170百万円(同58.1%減)と、増収ながら営業減益と予想している。
収入別に見ると、主力のサービス課金収入は既存サービスの拡大とスクール売上が好調に推移していることを前提に726百万円(同43.2%増)へ拡大すると予想している。
また、スマホ対応の強化によりネット広告収入(465百万円、同45.3%増)が伸びると予想しているほか、マーケティング支援収入(308百万円、同73.0%増)が伸びるのは、らくらく卸などのフリマ関連が拡大すること及び子会社グランドデザインがプラス寄与するとみていることによる。
営業減益は、成長を加速させるために新規採用費及びデータ入手・整備費等の戦略的追加投資(5億円程度)を費用として見込むことが主要因である。
2015年9月期第2四半期(10月−3月期)業績は、売上高で583百万円(前年単独比23.8%増)、営業利益で78百万円(同61.6%減)となった。
売上高はサービス課金収入を中心に増加したものの、成長加速のための戦略的投資により大幅減益を余儀なくされた。
なお、おおむね計画どおりに進捗しているとして2015年9月期予想は据え置いている。
同社は、7月にDeNAが行っているBtoBマーケットプレイス事業(バイヤー会員数25万人超、年間流通総額は卸売価格ベースで60億円超)を継承するNETSEAを100%子会社化した(取得総額1,255百万円)。
これにより、同社のデータ事業、メディア事業に加えてフリーマーケット事業「楽市楽座」、卸サイトASP事業「らくらく卸」などの既存事業との相乗効果が期待できるほか、新規ビジネスの創出にも重要な役割を果たすことになると考えられる。
特に、データ事業ではBtoBの取引データをもとに独自サービスの拡充を図れるほか、NETSEAユーザーに対して価格戦略を中心としたマーケティング支援が行えるという大きな効果を期待している。
弊社では、NETSEAの子会社化によるBtoB市場への本格参入により、従来取り込めなかった分野のデータ蓄積が進むことで、同社が目指しているビッグデータカンパニーへの業界転換は大きく前進することになると予想する。
今後打ち出される新規ビジネスの内容に加えて、既存事業の相乗効果が具体的にUV数及び会員数等の動きに表われてくると考えらえるため、その動向に注目している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
15年9月期は売上高で1,500百万円(前期単独比49.1%増)、営業利益で170百万円(同58.1%減)と、増収ながら営業減益と予想している。
収入別に見ると、主力のサービス課金収入は既存サービスの拡大とスクール売上が好調に推移していることを前提に726百万円(同43.2%増)へ拡大すると予想している。
また、スマホ対応の強化によりネット広告収入(465百万円、同45.3%増)が伸びると予想しているほか、マーケティング支援収入(308百万円、同73.0%増)が伸びるのは、らくらく卸などのフリマ関連が拡大すること及び子会社グランドデザインがプラス寄与するとみていることによる。
営業減益は、成長を加速させるために新規採用費及びデータ入手・整備費等の戦略的追加投資(5億円程度)を費用として見込むことが主要因である。
2015年9月期第2四半期(10月−3月期)業績は、売上高で583百万円(前年単独比23.8%増)、営業利益で78百万円(同61.6%減)となった。
売上高はサービス課金収入を中心に増加したものの、成長加速のための戦略的投資により大幅減益を余儀なくされた。
なお、おおむね計画どおりに進捗しているとして2015年9月期予想は据え置いている。
同社は、7月にDeNAが行っているBtoBマーケットプレイス事業(バイヤー会員数25万人超、年間流通総額は卸売価格ベースで60億円超)を継承するNETSEAを100%子会社化した(取得総額1,255百万円)。
これにより、同社のデータ事業、メディア事業に加えてフリーマーケット事業「楽市楽座」、卸サイトASP事業「らくらく卸」などの既存事業との相乗効果が期待できるほか、新規ビジネスの創出にも重要な役割を果たすことになると考えられる。
特に、データ事業ではBtoBの取引データをもとに独自サービスの拡充を図れるほか、NETSEAユーザーに対して価格戦略を中心としたマーケティング支援が行えるという大きな効果を期待している。
弊社では、NETSEAの子会社化によるBtoB市場への本格参入により、従来取り込めなかった分野のデータ蓄積が進むことで、同社が目指しているビッグデータカンパニーへの業界転換は大きく前進することになると予想する。
今後打ち出される新規ビジネスの内容に加えて、既存事業の相乗効果が具体的にUV数及び会員数等の動きに表われてくると考えらえるため、その動向に注目している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)