Shinji Kitamura
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から変わらずの148円前半で取引されている。結果によって相場が大きく振れる可能性がある日米両中央銀行の会合を来週に控え、売買が交錯する展開が続いた。
日中のドルは148円前半から半ばで小動きとなった。前日海外で3週間ぶり水準となる4.3%台へ上昇した米10年債利回りがアジア時間には小幅反落し、ドル高は勢いを欠いた。
市場の話題は日銀の金融政策決定会合に集中している。関連報道が相次ぎ、今回会合でマイナス金利の解除とイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃が同時に行われるとの見方が勢いを増しているものの、利上げは4月以降との見方も依然くすぶる。
通貨オプション市場では、日米中銀会合をまたぐドル/円の1週間物予想変動率(インプライド・ボラティリティ)が11%台と、年初来の最高水準で高止まりし、会合後に大きな動きを見せる可能性を示唆している。
「結果発表後の初動は、最も注目を集めているマイナス金利解除の有無によるのではないか」(トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.31/148.34 1.0875/1.0879 161.33/161.34
午前9時現在 148.30/148.31 1.0882/1.0883 161.39/161.40
NY午後5時 148.31/148.34 1.0881/1.0885 161.41/161.45