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短期金融市場で無担保コール翌日物がプラス圏、レポは様子見 マイナス金利解除で

発行済 2024-03-21 13:22
更新済 2024-03-21 13:28
© Reuters.  3月21日、短期金融市場の関係筋によると、無担保コール市場では序盤から、翌日物(TONA)がプラス圏のレートで取引されている。写真は2011年8月撮影(2024年 ロイ
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Tomo Uetake

[東京 21日 ロイター] - 短期金融市場の関係筋によると、無担保コール市場では序盤から、翌日物(TONA)がプラス圏のレートで取引されている。ある国内金融機関は、「マイナス金利政策の下でも一時要因でレートがプラス圏に浮上することはあったが、きょうは加重平均レートでもプラス圏となりそうだ」と述べた。TONAの加重平均レートがプラス圏に浮上すれば、2016年3月以来8年ぶりとなる。

© Reuters.  3月21日、短期金融市場の関係筋によると、無担保コール市場では序盤から、翌日物(TONA)がプラス圏のレートで取引されている。写真は2011年8月撮影(2024年 ロイター/Yuriko Nakao)

日銀は19日、マイナス金利政策の解除とともに、TONAを新たな政策金利とした上で0─0.1%の誘導レンジを設定するなどの措置を決定。これに伴い、当座預金の超過準備への付利を0.1%に一本化する変更が本日から適用された。

関係者によると、無担保コール市場の参加者の顔ぶれにも変化があり、日銀に当座預金を持つ銀行勢などが資金の出し手から調達サイドに回ったという。

一方、レポ市場については「まだ様子見ムードが強く、レートを手探りしている状況」(国内金融機関)との指摘が聞かれた。

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