[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。ただ、2月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が高水準で堅調に推移したことを受け、一時は約5カ月ぶりの高値を付ける場面があった。
ドル指数は一時105.1まで上昇。11月14日以来の高水準となった。終盤は0.181%安の104.81で推移している。
円は対ドルで一時151.79円まで下落したが、終盤は151.605円にやや値を戻した。
鈴木俊一財務相は2日、引き続き「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視するとともに、行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せずに適切な対応を取りたい」と改めて表明した。
日本の当局は2022年、1ドル=152円まで下落した際に介入した。スタンダード・チャータードのアジア・マクロ・ストラテジスト、ニコラス・チア氏は「先週介入しなかったということは、日本の当局が関与し始めるには152円を突破する必要があることを示唆している」と述べた。
ユーロ/ドルは1.0763ドルまで値を戻した。アジア時間には2月中旬以来の安値まで下落していた。
英ポンドは1.2569ドルまで上昇した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは5.36%下落の6万6027ドル。
スイスフランは1ドル=0.909スイスフランと、11月初旬以来の安値を付けた。スイス中銀が3月21日に予想外の利下げを行って以来、約2.5%下落している。
ドル/円 NY終値 151.55/151.57
始値 151.68
高値 151.71
安値 151.47
ユーロ/ドル NY終値 1.0768/1.0771
始値 1.0745
高値 1.0778
安値 1.0744