*07:52JST 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは9ドル安、CPIを警戒
■NY株式:NYダウは9ドル安、CPIを警戒
米国株式市場はまちまち。
ダウ平均は9.13ドル安の38,883.67ドル、ナスダックは52.68ポイント高の16,306.64で取引を終了した。
押し目買いに寄り付き後、上昇。
その後、消費者物価指数(CPI)など重要インフレ指標の発表を控えた警戒感に売られ、相場は下落に転じた。
ハイテクは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落も重しとなったが、金利低下に連れ買い戻され、終盤にかけプラスに回復。
ダウは下落を消せず、結局、相場はまちまちで終了した。
セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、電気通信サービスが下落。
検索会社のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)はグーグルが企業向け人工知能(AI)のアップデート版を多数発表したことが好感され、買われた。
半導体のインテル(INTC)は競合エヌビディア(NVDA)に対抗すべく新型のAI向け半導体を投入すると発表し、上昇。
エヌビディア(NVDA)は下落した。
高級電気自動車メーカーのルーシッド(LCID)は第1四半期の生産台数や納入台数が好感され、上昇。
また、バイオのモデルナ(MRNA)は製薬会社メルク(MRK)の抗体医薬品キイトルーダ併用による頭頸部がん治療の実験的ワクチンを巡る治験の新たなデータをアナリストが好感し、上昇。
航空機メーカーのボーイング(BA)は連邦航空局 (FAA)が787ドリームライナー機の安全性を巡る内部告発を受け調査しているとのニューヨークタイムズ(NYT)紙の報道を嫌気し、下落。
アトランタ連銀のボスティック総裁はもし、雇用統計が労働市場の悪化を示唆した場合、早期の利下げにもオープンであるとの見解を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀物価見通し引き上げで円売り弱まる
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円85銭から151円57銭まで下落し、151円76銭で引けた。
日銀の物価見通し引き上げ検討報道を受けた円買いに加え、株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。
さらに、消費者物価指数(CPI)発表を控え米長期金利が低下し、連れてドル売りも強まった。
その後、米3年債入札が低調で金利が下げ止まり、ドル買いが再開。
ユーロ・ドルは1.0885ドルまで上昇後、1.0852ドルまで反落し、1.0856ドルで引けた。
ユーロ・円は、165円17銭まで上昇後、164円55銭まで反落。
ポンド・ドルは1.2709ドルまで上昇後、1.2664ドルまで反落。
ドル・スイスは0.9040フランから0.9013フランまで下落した。
■NY原油:下落で85.23ドル、供給不安は多少緩和される
NY原油先物5月限は下落(NYMEX原油5月限終値:85.23 ↓1.20)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.20ドルの85.23ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは85.09ドル-86.98ドル。
ロンドン市場の序盤にかけて86.98ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて85.09ドルまで値を下げた。
供給不安が多少緩和されたことを受けてポジション調整的な売りが増えた。
その後は下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台前半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 37.73ドル +0.23ドル(+0.61%)
モルガン・スタンレー(MS) 94.08ドル +0.87ドル(+0.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)410.71ドル +0.17ドル(+0.04%)
インテル(INTC) 38.33ドル +0.35ドル(+0.92%)
アップル(AAPL) 169.67ドル +1.22ドル(+0.72%)
アルファベット(GOOG) 158.14ドル +2.00ドル(+1.28%)
メタ(META) 516.90ドル -2.35ドル(-0.45%)
キャタピラー(CAT) 371.90ドル -1.57ドル(-0.42%)
アルコア(AA) 36.82ドル +0.48ドル(+1.32%)
ウォルマート(WMT) 59.79ドル +0.01ドル(+0.01%)
米国株式市場はまちまち。
ダウ平均は9.13ドル安の38,883.67ドル、ナスダックは52.68ポイント高の16,306.64で取引を終了した。
押し目買いに寄り付き後、上昇。
その後、消費者物価指数(CPI)など重要インフレ指標の発表を控えた警戒感に売られ、相場は下落に転じた。
ハイテクは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落も重しとなったが、金利低下に連れ買い戻され、終盤にかけプラスに回復。
ダウは下落を消せず、結局、相場はまちまちで終了した。
セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、電気通信サービスが下落。
検索会社のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)はグーグルが企業向け人工知能(AI)のアップデート版を多数発表したことが好感され、買われた。
半導体のインテル(INTC)は競合エヌビディア(NVDA)に対抗すべく新型のAI向け半導体を投入すると発表し、上昇。
エヌビディア(NVDA)は下落した。
高級電気自動車メーカーのルーシッド(LCID)は第1四半期の生産台数や納入台数が好感され、上昇。
また、バイオのモデルナ(MRNA)は製薬会社メルク(MRK)の抗体医薬品キイトルーダ併用による頭頸部がん治療の実験的ワクチンを巡る治験の新たなデータをアナリストが好感し、上昇。
航空機メーカーのボーイング(BA)は連邦航空局 (FAA)が787ドリームライナー機の安全性を巡る内部告発を受け調査しているとのニューヨークタイムズ(NYT)紙の報道を嫌気し、下落。
アトランタ連銀のボスティック総裁はもし、雇用統計が労働市場の悪化を示唆した場合、早期の利下げにもオープンであるとの見解を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀物価見通し引き上げで円売り弱まる
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円85銭から151円57銭まで下落し、151円76銭で引けた。
日銀の物価見通し引き上げ検討報道を受けた円買いに加え、株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。
さらに、消費者物価指数(CPI)発表を控え米長期金利が低下し、連れてドル売りも強まった。
その後、米3年債入札が低調で金利が下げ止まり、ドル買いが再開。
ユーロ・ドルは1.0885ドルまで上昇後、1.0852ドルまで反落し、1.0856ドルで引けた。
ユーロ・円は、165円17銭まで上昇後、164円55銭まで反落。
ポンド・ドルは1.2709ドルまで上昇後、1.2664ドルまで反落。
ドル・スイスは0.9040フランから0.9013フランまで下落した。
■NY原油:下落で85.23ドル、供給不安は多少緩和される
NY原油先物5月限は下落(NYMEX原油5月限終値:85.23 ↓1.20)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.20ドルの85.23ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは85.09ドル-86.98ドル。
ロンドン市場の序盤にかけて86.98ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて85.09ドルまで値を下げた。
供給不安が多少緩和されたことを受けてポジション調整的な売りが増えた。
その後は下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台前半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 37.73ドル +0.23ドル(+0.61%)
モルガン・スタンレー(MS) 94.08ドル +0.87ドル(+0.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)410.71ドル +0.17ドル(+0.04%)
インテル(INTC) 38.33ドル +0.35ドル(+0.92%)
アップル(AAPL) 169.67ドル +1.22ドル(+0.72%)
アルファベット(GOOG) 158.14ドル +2.00ドル(+1.28%)
メタ(META) 516.90ドル -2.35ドル(-0.45%)
キャタピラー(CAT) 371.90ドル -1.57ドル(-0.42%)
アルコア(AA) 36.82ドル +0.48ドル(+1.32%)
ウォルマート(WMT) 59.79ドル +0.01ドル(+0.01%)