*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~政治不安から上値追いは慎重にさせる~
15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■政治不安から上値追いは慎重にさせる
■電通グループ、24/12下方修正 営業利益1071億円←1354億円
■前場の注目材料:レゾナックHD、半導体・電子材料を開拓、30年12月期に売上高の6割に
■政治不安から上値追いは慎重にさせる
15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開のなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
14日の米国市場は、NYダウが242ドル高、ナスダックは4ポイント高だった。
7月の米消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化が確認され、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの期待を受けた買いが続いた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の36275円。
円相場は1ドル147円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い先行で始まりそうだ。
米CPIの結果を受けて9月の利下げ期待が高まったことから、NYダウは4万ドルの大台を回復した。
一方で、半導体株の一角は買われたが、高安まちまちのなか、ナスダック指数は辛うじて5日続伸となった形である。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株への影響は限られるなか、こう着感が強まりやすいだろう。
また、昨日は岸田首相が総裁選不出馬を表明したことで、下落する局面があった。
その後引けにかけて日経平均は切り返す形とはなったが、政治不安がくすぶるなか、積極的な売買は手控えられやすくなった。
日経平均は5日の急落前の水準を回復したことで、いったんは達成感も意識されやすいところでもあり、上値の重さが意識されてくるようだと、やれやれの売りも入りそうである。
そのため、目先的には下値の堅さを見極める流れに向かいやすいと考えられる。
物色としてはハイテク株の動向ににらみつつ、米国市場の流れから金融株のほか、景気敏感株などTOPIX型に資金が向かいやすいだろう。
また、決算発表が一巡したことから、改めて好業績銘柄を見直す動きも意識されやすい。
昨夕決算を発表したところでは、すかいらーく (TYO:3197)、チェンジHD (TYO:3962)、AnyMind (TYO:5027)、BUYSELL (TYO:7685)、アイスタイル (TYO:3660)、エアトリ (TYO:6191)、データセク (TYO:3905)、朝日インテック (TYO:7747)、ネットプロHD (TYO:7383)、メドピア (TYO:6095)などが注目される。
そのほか、前日に20.00を下回った米VIX指数は、16.19まで低下してきた。
リスク選好に向かいやすいなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
日経平均がこう着となるようだと、個人主体の資金は中小型株にシフトしやすいだろう。
■電通グループ、24/12下方修正 営業利益1071億円←1354億円
電通グループ (TYO:4324)は2024年12月期業績予想の修正を発表。
営業利益を1354億円から1071億円に下方修正した。
中国やオーストラリアといったアジア・太平洋地域の収益不振を見込み減損損失が発生する。
ウクライナ侵略を背景としたロシアの事業売却の関連費用が想定よりかさんだ。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(36442.43、+209.92)
・NYダウは上昇(40008.39、+242.75)
・ナスダック総合指数は上昇(17192.60、+4.99)
・1ドル=147.20-30円
・VIX指数は低下(16.19、-1.93)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・レゾナックHD (TYO:4004)半導体・電子材料を開拓、30年12月期に売上高の6割に
・椿本チエイン (TYO:6371)アグリ拡充、木田屋商店の植物工場買収
・日産自 (TYO:7201)「対向式ダイレス成形」、精度をプレス並みに
・JTOWER (TYO:4485)米投資会社傘下に、TOB760億円
・JR九州 (TYO:9142)グループの高速船社長に大羽健司氏、安全管理不正に対応
・日機装 (TYO:6376)新研究棟建設、次世代エネ対応
・住友商事 (TYO:8053)社食で健康測定、企業向け展開狙う
・セブン&アイHD (TYO:3382)小売電気新会社、再生エネ調達30年度40%
・マクニカHD (TYO:3132)NTT西日本が出資、自動運転サービス強化
・ホンダ (TYO:7267)ATV北米生産、ノースカロライナに移管完了、電動化製品も視野
・太陽誘電 (TYO:6976)スマホ向けパワーインダクター拡充、大電流に対応
・沖縄セルラー電話 (TYO:9436)KDDIと、「povo」にデータ追加購入3種
・三菱地所 (TYO:8802)大型分譲マンション開発、ベトナムで参画
・バルカー (TYO:7995)三十三銀行と連携、設備点検のデジタル化促進
・大成建設 (TYO:1801)風騒音リスクを可視化、建物外装計画向け
・サンフロンティア不動産 (TYO:8934)渋谷に新興支援拠点を開設
・UACJ (TYO:5741)田中信二社長「缶材販売が伸長」
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪・7月失業率(予想:4.1%、6月:4.1%)
・10:30 豪・7月雇用者数増減(予想:+2.00万人、6月:+5.02万人)
・11:00 中・7月鉱工業生産(前年比予想:+5.2%、6月:+5.3%)
・11:00 中・7月小売売上高(前年比予想:+2.6%、6月:+2.0%) <ST>
■政治不安から上値追いは慎重にさせる
■電通グループ、24/12下方修正 営業利益1071億円←1354億円
■前場の注目材料:レゾナックHD、半導体・電子材料を開拓、30年12月期に売上高の6割に
■政治不安から上値追いは慎重にさせる
15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開のなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
14日の米国市場は、NYダウが242ドル高、ナスダックは4ポイント高だった。
7月の米消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化が確認され、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの期待を受けた買いが続いた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の36275円。
円相場は1ドル147円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い先行で始まりそうだ。
米CPIの結果を受けて9月の利下げ期待が高まったことから、NYダウは4万ドルの大台を回復した。
一方で、半導体株の一角は買われたが、高安まちまちのなか、ナスダック指数は辛うじて5日続伸となった形である。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株への影響は限られるなか、こう着感が強まりやすいだろう。
また、昨日は岸田首相が総裁選不出馬を表明したことで、下落する局面があった。
その後引けにかけて日経平均は切り返す形とはなったが、政治不安がくすぶるなか、積極的な売買は手控えられやすくなった。
日経平均は5日の急落前の水準を回復したことで、いったんは達成感も意識されやすいところでもあり、上値の重さが意識されてくるようだと、やれやれの売りも入りそうである。
そのため、目先的には下値の堅さを見極める流れに向かいやすいと考えられる。
物色としてはハイテク株の動向ににらみつつ、米国市場の流れから金融株のほか、景気敏感株などTOPIX型に資金が向かいやすいだろう。
また、決算発表が一巡したことから、改めて好業績銘柄を見直す動きも意識されやすい。
昨夕決算を発表したところでは、すかいらーく (TYO:3197)、チェンジHD (TYO:3962)、AnyMind (TYO:5027)、BUYSELL (TYO:7685)、アイスタイル (TYO:3660)、エアトリ (TYO:6191)、データセク (TYO:3905)、朝日インテック (TYO:7747)、ネットプロHD (TYO:7383)、メドピア (TYO:6095)などが注目される。
そのほか、前日に20.00を下回った米VIX指数は、16.19まで低下してきた。
リスク選好に向かいやすいなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
日経平均がこう着となるようだと、個人主体の資金は中小型株にシフトしやすいだろう。
■電通グループ、24/12下方修正 営業利益1071億円←1354億円
電通グループ (TYO:4324)は2024年12月期業績予想の修正を発表。
営業利益を1354億円から1071億円に下方修正した。
中国やオーストラリアといったアジア・太平洋地域の収益不振を見込み減損損失が発生する。
ウクライナ侵略を背景としたロシアの事業売却の関連費用が想定よりかさんだ。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(36442.43、+209.92)
・NYダウは上昇(40008.39、+242.75)
・ナスダック総合指数は上昇(17192.60、+4.99)
・1ドル=147.20-30円
・VIX指数は低下(16.19、-1.93)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・レゾナックHD (TYO:4004)半導体・電子材料を開拓、30年12月期に売上高の6割に
・椿本チエイン (TYO:6371)アグリ拡充、木田屋商店の植物工場買収
・日産自 (TYO:7201)「対向式ダイレス成形」、精度をプレス並みに
・JTOWER (TYO:4485)米投資会社傘下に、TOB760億円
・JR九州 (TYO:9142)グループの高速船社長に大羽健司氏、安全管理不正に対応
・日機装 (TYO:6376)新研究棟建設、次世代エネ対応
・住友商事 (TYO:8053)社食で健康測定、企業向け展開狙う
・セブン&アイHD (TYO:3382)小売電気新会社、再生エネ調達30年度40%
・マクニカHD (TYO:3132)NTT西日本が出資、自動運転サービス強化
・ホンダ (TYO:7267)ATV北米生産、ノースカロライナに移管完了、電動化製品も視野
・太陽誘電 (TYO:6976)スマホ向けパワーインダクター拡充、大電流に対応
・沖縄セルラー電話 (TYO:9436)KDDIと、「povo」にデータ追加購入3種
・三菱地所 (TYO:8802)大型分譲マンション開発、ベトナムで参画
・バルカー (TYO:7995)三十三銀行と連携、設備点検のデジタル化促進
・大成建設 (TYO:1801)風騒音リスクを可視化、建物外装計画向け
・サンフロンティア不動産 (TYO:8934)渋谷に新興支援拠点を開設
・UACJ (TYO:5741)田中信二社長「缶材販売が伸長」
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪・7月失業率(予想:4.1%、6月:4.1%)
・10:30 豪・7月雇用者数増減(予想:+2.00万人、6月:+5.02万人)
・11:00 中・7月鉱工業生産(前年比予想:+5.2%、6月:+5.3%)
・11:00 中・7月小売売上高(前年比予想:+2.6%、6月:+2.0%) <ST>