*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア決算待ちで38000円水準のもみ合いに
27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小幅続落、エヌビディア決算待ちで38000円水準のもみ合いに
・ドル・円は底堅い、144円台で小幅上昇
・値下り寄与トップは東京エレクトロン (TYO:8035)、同2位はアドバンテスト (TYO:6857)
■日経平均は小幅続落、エヌビディア決算待ちで38000円水準のもみ合いに
日経平均は小幅続落。
前日比54.60円安(-0.14%)の38055.62円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。
米国株式市場はまちまち。
ダウ平均は65.44ドル高(+0.16%)の41240.52ドル、ナスダックは152.02ポイント安(-0.85%)の17725.77、S&P500は17.77ポイント安(-0.32%)の5616.84で取引を終了した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のジャクソンホール会合での講演を受けた利下げ期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。
その後、耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったため、ソフトランディング期待にダウは続伸。
中東情勢への懸念が上値を抑制し終盤にかけ失速も過去最高値を更新した。
一方、長期金利の上昇に加え、決算を控えエヌビディアなど半導体セクターの下落が重しとなりナスダックは売りに転じ、終日軟調に推移し、まちまちで終了。
米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は方向感に乏しいスタート。
為替が1ドル144円台後半と円高ドル安推移が一服したことから目立った売りは観測されず、日経平均は38000円を挟んだもみ合いとなった。
東京時間29日未明のエヌビディア決算発表待ちの地合いとなり様子見ムードは強く、プライム市場の売買代金は1.5兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、レーザーテック (TYO:6920)、東京エレクトロン (TYO:8035)、アドバンテスト (TYO:6857)、スクリーンHD (TYO:7735)など半導体関連銘柄の一角が売られた。
このほか、日立 (TYO:6501)、ディスコ (TYO:6146)、住友ファーマ (TYO:4506)、アルプスアルパイン (TYO:6770)、ソフトバンクグループ (TYO:9984)などが下落した。
一方、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されて横河電機 (TYO:6841)が買われたほか、ジェイテクト (TYO:6473)がじりじりと上げ幅を拡大。
このほか、ニッスイ (TYO:1332)、丸井グループ (TYO:8252)、日揮ホールディングス (TYO:1963)、クレディセゾン (TYO:8253)、あおぞら銀行 (TYO:8304)などが上昇した。
業種別では、その他製品、電気機器、繊維製品、サービス業、空運業などが下落した一方、鉱業、パルプ・紙、保険業、鉄鋼、海運業、輸送用機器などが上昇した。
様子見ムードが強いことから、午後の日経平均も前場同様、38000円水準でのもみ合いとなりそうだ。
8月決算銘柄もしくは2月決算銘柄の中間配当狙いの買いが権利取り最終売買日の明日28日まで入る可能性はあるが、指数等への影響は限定的。
為替の円高進行が一服していることで、市場はエヌビディア決算発表待ち一色となりそうだ。
■ドル・円は底堅い、144円台で小幅上昇
27日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、144円23銭まで下落後は144円96銭まで小幅に上昇した。
米10年債利回りは小高く、ドルは対円でやや買いが入りやすい地合いとなった。
一方、日経平均株価は前日終値付近に戻し、円買いを弱めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円23銭から144円96銭、ユーロ・円は161円05銭から161円85銭、ユーロ・ドルは1.1159ドルから1.1170ドル。
■後場のチェック銘柄
・コーアツ工業 (TYO:1743)、まぐまぐ (TYO:4059)など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップは東京エレクトロン (TYO:8035)、同2位はアドバンテスト (TYO:6857)
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・7月耐久財受注速報値:前月比+9.9%(予想:+5.0%、6月:-6.9%←-6.7%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比-0.2%(予想:-0.1%、6月:+0.1%←+0.4%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.4%(予想:+0.1%、6月:0←+0.2%)
・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:-9.7(予想-16.0:、7月:-17.5)
【要人発言】
・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「政策修正は適切」
「来るべき利下げのペースを認識するのは時期尚早」
「労働市場に本格的な弱さの兆候はまだ見られない」
「FRBはインフレを目標2%に戻す必要」
「FRBにはインフレを2%に戻す公約・手段がある」
・15:00 独・4-6月期GDP改定値(前年比予想:+0.3%、速報値:+0.3%)
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・日経平均は小幅続落、エヌビディア決算待ちで38000円水準のもみ合いに
・ドル・円は底堅い、144円台で小幅上昇
・値下り寄与トップは東京エレクトロン (TYO:8035)、同2位はアドバンテスト (TYO:6857)
■日経平均は小幅続落、エヌビディア決算待ちで38000円水準のもみ合いに
日経平均は小幅続落。
前日比54.60円安(-0.14%)の38055.62円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。
米国株式市場はまちまち。
ダウ平均は65.44ドル高(+0.16%)の41240.52ドル、ナスダックは152.02ポイント安(-0.85%)の17725.77、S&P500は17.77ポイント安(-0.32%)の5616.84で取引を終了した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のジャクソンホール会合での講演を受けた利下げ期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。
その後、耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったため、ソフトランディング期待にダウは続伸。
中東情勢への懸念が上値を抑制し終盤にかけ失速も過去最高値を更新した。
一方、長期金利の上昇に加え、決算を控えエヌビディアなど半導体セクターの下落が重しとなりナスダックは売りに転じ、終日軟調に推移し、まちまちで終了。
米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は方向感に乏しいスタート。
為替が1ドル144円台後半と円高ドル安推移が一服したことから目立った売りは観測されず、日経平均は38000円を挟んだもみ合いとなった。
東京時間29日未明のエヌビディア決算発表待ちの地合いとなり様子見ムードは強く、プライム市場の売買代金は1.5兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、レーザーテック (TYO:6920)、東京エレクトロン (TYO:8035)、アドバンテスト (TYO:6857)、スクリーンHD (TYO:7735)など半導体関連銘柄の一角が売られた。
このほか、日立 (TYO:6501)、ディスコ (TYO:6146)、住友ファーマ (TYO:4506)、アルプスアルパイン (TYO:6770)、ソフトバンクグループ (TYO:9984)などが下落した。
一方、国内証券会社のポジティブなレポートが材料視されて横河電機 (TYO:6841)が買われたほか、ジェイテクト (TYO:6473)がじりじりと上げ幅を拡大。
このほか、ニッスイ (TYO:1332)、丸井グループ (TYO:8252)、日揮ホールディングス (TYO:1963)、クレディセゾン (TYO:8253)、あおぞら銀行 (TYO:8304)などが上昇した。
業種別では、その他製品、電気機器、繊維製品、サービス業、空運業などが下落した一方、鉱業、パルプ・紙、保険業、鉄鋼、海運業、輸送用機器などが上昇した。
様子見ムードが強いことから、午後の日経平均も前場同様、38000円水準でのもみ合いとなりそうだ。
8月決算銘柄もしくは2月決算銘柄の中間配当狙いの買いが権利取り最終売買日の明日28日まで入る可能性はあるが、指数等への影響は限定的。
為替の円高進行が一服していることで、市場はエヌビディア決算発表待ち一色となりそうだ。
■ドル・円は底堅い、144円台で小幅上昇
27日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、144円23銭まで下落後は144円96銭まで小幅に上昇した。
米10年債利回りは小高く、ドルは対円でやや買いが入りやすい地合いとなった。
一方、日経平均株価は前日終値付近に戻し、円買いを弱めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円23銭から144円96銭、ユーロ・円は161円05銭から161円85銭、ユーロ・ドルは1.1159ドルから1.1170ドル。
■後場のチェック銘柄
・コーアツ工業 (TYO:1743)、まぐまぐ (TYO:4059)など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップは東京エレクトロン (TYO:8035)、同2位はアドバンテスト (TYO:6857)
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・7月耐久財受注速報値:前月比+9.9%(予想:+5.0%、6月:-6.9%←-6.7%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比-0.2%(予想:-0.1%、6月:+0.1%←+0.4%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.4%(予想:+0.1%、6月:0←+0.2%)
・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:-9.7(予想-16.0:、7月:-17.5)
【要人発言】
・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「政策修正は適切」
「来るべき利下げのペースを認識するのは時期尚早」
「労働市場に本格的な弱さの兆候はまだ見られない」
「FRBはインフレを目標2%に戻す必要」
「FRBにはインフレを2%に戻す公約・手段がある」
・15:00 独・4-6月期GDP改定値(前年比予想:+0.3%、速報値:+0.3%)
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