英ポンドは対ユーロ、対ドルで小幅に上昇した。英国のインフレ率は5月にイングランド銀行（BOE）の目標である2%に戻った。これは、2022年10月の11.1％という41年ぶりのインフレ・ピークから大幅に低下した後のことである。
年間消費者物価上昇率は4月の2.3％から低下し、エコノミストの予測中央値と一致した。ユーロは対ポンドで84.46ペンスと0.04％の小幅下落となり、インフレデータが公表される直前の84.48ペンスから下落した。一方、ポンドは対ドルで0.05％上昇し、それまでの1.2704ドルから1.2713ドルに達した。
金融市場は現在、8月までに初回利下げが実施される可能性を50％程度織り込んでおり、2024年を通じて半ポイント近い金融緩和が実施されるとの見通しを示している。イングランド銀行は木曜日に会合を開き、金利政策について議論する予定だが、この会合では変更は予想されていない。
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