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米国株見通し:方向感の乏しい展開か、不透明感で嫌気売りも

発行済 2016-05-12 19:27
更新済 2016-05-12 19:33
米国株見通し:方向感の乏しい展開か、不透明感で嫌気売りも
『米株式市場』 11日のNY市場は下落。
ウォルト・ディズニーの業績が市場の予想に届かなかったことや、大手デパートが業績見通しを下方修正するなど、主要企業の軟調な決算を嫌気し売りが先行。
NYダウは210ドルを超す下落となった。
グローベックスの米株先物は全般小じっかりに推移しており、NYダウで50ドル高程度を織り込んで推移している。
一方で欧州市場は全般売りが先行しており、方向感の掴みづらい相場展開が続きそうである。
11日のNYダウは前日の上昇部分を帳消しにする下落となったが、景気の先行きに慎重な見方が強まっており、25日線レベルからの上値の重さが意識されそうだ。
経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、輸入物価指数(4月)、消費者信頼感指数(先週)が予定されている。
アジア市場では上海が小安かったほか、ハンセン指数については20000を割り込んでいる。
日本株についてはSQに絡んだ需給要因があったとみられており、全体としては不透明感が強そうだ。
経済指標が予想を下回ってくるようだと、嫌気売りにつながる場面もあろう。
その他、11月の米大統領選の共和党候補指名獲得をほぼ確実にした不動産王ドナルド・トランプ氏の支持率が急上昇し、民主党の最有力候補とされるヒラリー・クリントン氏と拮抗していることが明らかになったと一部メディアが伝えている。
経済の混乱を警戒したスタンスも意識されやすい。

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