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今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に110円台で推移か、G7で大きな進展なくドルはもみあいを続ける可能性

発行済 2016-05-23 08:01
更新済 2016-05-23 08:33
今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に110円台で推移か、G7で大きな進展なくドルはもみあいを続ける可能性
20日のドル・円相場は、東京市場では109円85銭から110円29銭で推移。
欧米市場でドルは110円59銭まで上昇し、110円14銭で取引を終えた。
本日23日のドル・円は、主に110円台で推移か。
米6月追加利上げ観測は後退していないが、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドルは110円台前半でもみあいを続ける可能性がある。
20-21日に開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、世界経済の成長に各国が金融・財政・構造政策を活用していくことで合意した。
ただし、報道によるとG7は財政出動で協調するとの合意には至らなかった。
市場関係者の間からは、今回のG7は当面の為替相場に大きな影響を与えるイベントではなかったとの声が聞かれている。
為替相場について麻生財務相は「秩序立った動きとは明らかに言えない」と指摘したが、ルー米財務長官は無秩序とは言えないとの見方を示した。
また、報道によるとフランスのサパン財務相は、「為替介入の必要性は見当たらない」と指摘したようだ。
G7会合が終了したことから、外為市場の関心は米6月追加利上げの有無に向けられることになりそうだ。
今週発表される米経済指標では、マークイット5月製造業PMI(23日)、4月耐久財受注(26日)、1-3月期国内総生産(GDP)改定値などが、6月追加利上げの有無を見極める際の手掛かり材料になるとの声が聞かれている。

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