サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

NYの視点:2022年に3回の米利上げが予想されているが・・・

発行済 2021-12-24 07:37
更新済 2021-12-24 07:45
© Reuters.
米連邦準備制度理事会(FRB)は12月14-15日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で「量的緩和の終了時期を早める(量的緩和の縮小ペースを加速させる)方針を決定した。
FRBによる債券買い入れは来年3月で終了する。
その後、利上げを行うことになるが、FOMCスタッフの金利予測によると、2022年は3回の利上げが実施されるようだ。
ただ、現時点で金融市場では2022年に2回の利上げ実施を想定しているが、3回の利上げを十分に想定しているわけではない。


シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のFedWatch(CMEグループがFF金利先物の動向に基づき算出する数値)によると、2022年6月時点で0.25ポイント以上の利上げが実施される確率は22日時点で88%程度。
市場参加者は来年6月までに少なくとも1回の利上げが実施されることを確実視している。
22日時点で、来年9月時点で0.5ポイント以上の利上げ確率は71%程度、来年12月時点では88%程度まで上昇するが、0.75ポイント以上の利上げ確率については、来年12月時点でも63%程度にとどまる。


利上げ確率は今後発表される経済指標の内容次第で大幅に変動する可能性があるが、インフレや雇用関連の経済指標の発表後における利上げ確率の動向は注目に値する。
金融市場が2022年に3回の利上げを十分に織り込む場合、来年12月時点で0.75ポイント以上の利上げ確率は少なくとも80%を超えているとみられる。
2022年における3回の利上げ実施を想定している投資家はドルに対してやや強気だが、3回利上げの確率がやや低下した場合でも、米国経済の相対的な優位性を意識してドルに対してやや強気な見方を維持する可能性がありそうだ。




最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます