■決算情報と財務状況
(1) 2017年3月期第2四半期決算
イメージ情報開発 (T:3803)の2017年3月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比27.5%減の470百万円、営業損失22百万円(前年同期は26百万円の営業利益)、経常損失20百万円(同24百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は24百万円(同15百万円の四半期純利益)で、最終損失を除き、会社計画を上回って着地した。
売上高が減収となった理由は、前期に(株)アンダースを連結除外した影響。
セグメント別に見ると、主力のコンサルティング/設計/構築事業において売上高は、前年同期比13.3%減の226百万円、セグメント利益は同55.8%減の34百万円。
運用/保守では、売上高が同44.9%減の50百万円、セグメント利益が同18.8%減の9百万円。
商品販売は売上高が同47.1%減の110百万円、利益率が低い上に業務間接費を多く負担した影響でセグメント損失は13百万円。
BPO/サービスは売上高が同4.7%減の84百万円、セグメント利益は前期の損失から回復し2百万円となった。
2016年9月末時点において、借入金はなく純資産は616百万円で、自己資本比率は64.8%と高い。
しかしながら、貸借対照表上の現預金は110百万円(9月末時点のキャッシュ・フロー計算書の現金及び現金同等物の四半期末残高は100百万円)と総資産の951百万円の11.5%であるものの、同社が希望しているであろう買収資金としては十分と言えないだろう。
(2)財務状況
2017年3月期の連結経常利益予想は前期比33.7%減の41百万円にとどまるが、2018年3月期は315百万円、2019年3月期は374百万円と急激に利益が拡大する見通し。
これは前述した北栄からのコンサルティング料収入によるところが大きい。
直近5ヶ年を見ても若干の借入金はあるものの、現金及び現金同等物がそれを上回っていることが多く、ほとんどがネット・キャッシュの状態であった。
2016年3月期の営業キャッシュ・フローは、純利益を計上できたことなどにより139百万円の収入となり、投資キャッシュ・フローの23百万円の支出及び財務キャッシュ・フローの33百万円の支出で、現金及び現金同等物の期末残高は113百万円と前期末の30百万円より増加した。
(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)
(1) 2017年3月期第2四半期決算
イメージ情報開発 (T:3803)の2017年3月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比27.5%減の470百万円、営業損失22百万円(前年同期は26百万円の営業利益)、経常損失20百万円(同24百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は24百万円(同15百万円の四半期純利益)で、最終損失を除き、会社計画を上回って着地した。
売上高が減収となった理由は、前期に(株)アンダースを連結除外した影響。
セグメント別に見ると、主力のコンサルティング/設計/構築事業において売上高は、前年同期比13.3%減の226百万円、セグメント利益は同55.8%減の34百万円。
運用/保守では、売上高が同44.9%減の50百万円、セグメント利益が同18.8%減の9百万円。
商品販売は売上高が同47.1%減の110百万円、利益率が低い上に業務間接費を多く負担した影響でセグメント損失は13百万円。
BPO/サービスは売上高が同4.7%減の84百万円、セグメント利益は前期の損失から回復し2百万円となった。
2016年9月末時点において、借入金はなく純資産は616百万円で、自己資本比率は64.8%と高い。
しかしながら、貸借対照表上の現預金は110百万円(9月末時点のキャッシュ・フロー計算書の現金及び現金同等物の四半期末残高は100百万円)と総資産の951百万円の11.5%であるものの、同社が希望しているであろう買収資金としては十分と言えないだろう。
(2)財務状況
2017年3月期の連結経常利益予想は前期比33.7%減の41百万円にとどまるが、2018年3月期は315百万円、2019年3月期は374百万円と急激に利益が拡大する見通し。
これは前述した北栄からのコンサルティング料収入によるところが大きい。
直近5ヶ年を見ても若干の借入金はあるものの、現金及び現金同等物がそれを上回っていることが多く、ほとんどがネット・キャッシュの状態であった。
2016年3月期の営業キャッシュ・フローは、純利益を計上できたことなどにより139百万円の収入となり、投資キャッシュ・フローの23百万円の支出及び財務キャッシュ・フローの33百万円の支出で、現金及び現金同等物の期末残高は113百万円と前期末の30百万円より増加した。
(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)